合格率は40.5% 管理栄養士国家試験
厚生労働省は、5月9日、第25回管理栄養士国家試験の合格発表を行いました。
今年の国家試験は、3月20日、東京都ほか7地区で実施されましたが、受験者総数19,923名のうち、合格者は8,067名で、合格率は40.5%でした。合格基準は、配点を1問1点とし、総合点120点(60%)以上の者です。年次別では、平成21年が受験者23,744名、合格者6,877名、合格率29.0%、22年が受験者25,047名、合格者8,058名、合格率32.2%となっています。
なお、学校区分別合格者は、管理栄養士養成課程(新卒)が受験者数7,702名、合格者数6,320名、合格率82.1%、 管理栄養士養成課程(既卒)が受験者数2,145名、合格者数320名、合格率14.9%、栄養士養成課程(既卒)が受験者数10,076名、合格者数1,427名、合格率14.2%です。
因みに、管理栄養士は、栄養士が行う仕事の中で、特に複雑かつ困難な仕事を担当するように栄養士法で規定されています。傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導、特定多数人に対して継続的に食事を提供する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導などを行うことを業とする者です。例えば、病院や福祉施設などでの傷病者への栄養指導や給食管理など、特に医療の範囲に及ぶ栄養士業務で、入院設備を備えた病院には管理栄養士を置く義務があります。管理栄養士は医療の領域にまで踏み込んだ栄養指導が行えます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001a77e.html