経腸栄養剤の適正使用で再通知 厚生労働省が事務連絡
厚生労働省医政局経済課・保険局医療課は、4月13日、地方厚生(支)局医療課に対して、「経腸栄養剤の適正使用に関するお願いについて(その2)」の事務連絡を発しました。
この件につきましては、経腸栄養剤(エンシュア・リキッド、エンシュア・Hの250mL缶入り)が東日本大震災の被災により製造が一時中断したため、4月1日付で「適正使用」を求める事務連絡を発しましたが、再度周知徹底を求めるため、事務連絡を発したものです。
その要旨は次の通りです。
経腸栄養剤(医薬品)全体の供給状況については、4月1日付事務連絡にてお伝えしたところですが、その後、医薬品の供給見通し及び在庫状況の若干の改善が見られたことから、現時点では、経腸栄養剤(医薬品)全体として、4月は引き続き2割程度分の不足となるものの、5月後半以降、状況は改善され、6月以降は震災前と同じ量が供給される見込みとなっております。
しかしながら、まだまだ予断を許さぬ状況であるところ、特に、4月1日付事務連絡の記2の内容(在宅患者へ優先的に使用していただきたいこと)について、現場の医療機関まで周知が行き届いていないと思われる事例も散見されますので、再度、関係者に周知・徹底いただきますようよろしくお願いいたします。
なお、経腸栄養剤(医薬品)と代替可能性があるいわゆる医療食につきましては、食品業界の協力によって4月及び5月は、現時点で昨年より1割以上の増産(医薬品相当では2割以上の増産)予定である旨、申し添えます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000191eu.html
2011/04/14(木) 13:36