継続的な薬剤師派遣とお薬手帳の配布を依頼 厚生労働省が東日本大震災で
厚生労働省医薬食品局は、4月5日付で、日本薬剤師会と日本病院薬剤師会に対して、「継続的な薬剤師派遣とお薬手帳の配布」を依頼する局長名の文書を発しました。
文書では、「被災地への薬剤師ボランティアの派遣については、広範なご支援をいただいているところであり、これまでにも、薬剤師の活躍により、薬物療法の適正化や医薬品の適正な仕分け・管理などに、大きく貢献いただいており、各界から高い評価が寄せられております。また、今般の震災においては、慢性期医療に係るニーズが高く、避難所等の方々の服薬管理のためにお薬手帳の活用が効果的であることから、お薬手帳の配布やそれらを用いた服薬管理などにご支援をいただいているところであります」とし、
「今回の震災の規模からも被災地への支援が長期化することも想定されることから、貴会におかれては、引き続き、避難所等の方々への薬物療法の適正化のため、薬剤師ボランティアを派遣するほか、お薬手帳の確保・配布について御配慮をいただけますようお願い申し上げます」と依頼しています。
また、4月6日に発表した東日本大震災の被害状況及び対応(第40報)では、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会の両団体から約5万冊のお薬手帳を用意し、被災地を支援すると回答があったことを報告しています。
2011/04/07(木) 11:46