薬剤師の派遣500名越す 東北地方太平洋沖地震対応
厚生労働省は、3月29日、同日14時30分現在の東北太平洋沖地震の被害状況及び対応について発表(第32報)しましたが、薬剤師の出動が500名を超えています。
医療等活動関係の主なものは次の通りで、この他にも看護師の派遣調整、歯科医師等の派遣調整、保健医療の有資格者の派遣調整などがあり、医薬品・物資調達関係なども報告されています。
○ 宮城県・岩手県・福島県の災害拠点病院の診療体制
宮城県14病院のうち入院制限なし11病院、外来制限なし11病院
岩手県8病院のうち入院制限なし7病院、外来制限なし6病院
福島県11病院のうち入院制限なし6病院、外来制限なし6病院
○ 患者の受入可能病床数
被災県以外の都道府県の医療機関における患者の受入が可能な病床数について調査を実施。
・ 国立病院機構:126病院1447床
・ 国立高度専門医療研究センター:8病院209床
・ 社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院:35病院約370床
・ 労災病院:30病院255床
・ 日本慢性期医療協会:192病院約1100床
○ 医療チームの派遣調整
・ 日本医師会等の関係団体に被災地への医師等の派遣を依頼済。日赤等はそれ以前から活動
・ 国立病院機構から派遣
岩手県:5チーム(27人)が活動中
宮城県:2チーム(12人)が活動中
同機構から派遣累計54チーム268人
・ 国立国際医療研究センターから医療班2チーム(10人)派遣
・ 労働健康福祉機構は、全国の労災病院から医療班2チーム(13人)を派遣
・ 日赤の救護班31チーム(186人)が活動中
・ 社会福祉法人恩賜財団再生会は10チーム(30人)を派遣
・ 日本医師会は63チーム(約250人)を派遣、全日本病院協会及び日本医療法人協会は合同で7チーム(25人)を派遣
・ 社団法人全国社会保険協会連合会は、社会保険病院から1チーム(19人)派遣
○ 薬剤師の派遣調整
・ 日本薬剤師会及び日本病院薬剤師会において、被災した各県からの要請に応じて、避難所等に薬剤師を派遣し支援する対応を調整
・ 3月29日までに、北海道、宮城、東京等の各薬剤師会、日本薬剤師会及び日本病院薬剤師会から、薬剤師計533名(宮城県へ366名、福島県へ122名、岩手県へ43名、茨城県へ2名)を派遣
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016xpy.html