matsuda's blog

厚生労働省が東北地方太平洋沖地震の対応で情報提供

厚生労働省は、314日、同日2030分時点での東北地方太平洋沖地震の被害状況及び対応についての第13報を明らかにしました。

この中で、医療活動関係などについては次の通りです。

◇医療活動関係

DMAT:災害派遣医療チームの活動状況(141900分現在)

     広域災害救急医療情報システム(EMIS)に基づく各病院からの報告による集計

活動中:81チーム(福島県立医大病院12チーム、仙台医療センター26チーム、いわて花巻空港19チーム、その他=岩手県消防学校・北海道千歳空港ほか24チーム)

移動中:24チーム

対応可能:108チーム

検討中:30チーム

     原発事故の対応

     福島県立医大病院、福島労災病院(福島県より緊急被爆医療機関として要請あり。2名程度受入可能)では受け入れ体制を整備。鹿島労災病院で応援体制を準備。

     福島県からの要請(111130分頃)を受け、国立病院機構と日本放射線技師会に対し、放射線医師、技師等の派遣の検討を要請し、派遣を始めたところ。

     作業員の被災状況については、管轄である富岡労働基準監督署の職員が情報を収集している。

 ○原発事故による放射能被害に備え、さい帯血バンクネットワークは緊急連絡体制をとった。

<透析医療の確保>

     社団法人日本透析医会においては、同会の災害情報ネットワーク上で、登録されている透析医療機関の①透析の可否、②被災の有無、③透析室貸出可能病床、④透析受入可能状況、⑤その他不足物品や連絡事項等を各施設で登録している。この情報は、一般からアクセスできる。

   なお、各都道府県においても、災害に伴う透析医療に関する相談を受け付けている。

     厚生労働省関係施設

     医療機関(宮城県・福島県の災害拠点病院の状況、人的被害):宮城県(拠点病院14病院)で被害なし13病院、不明1病院、福島県(拠点病院8病院)で被害なし8病院、岩手県(拠点病院11病院)で被害なし11病院。

     医薬品・物資調達関係

     医薬品・医療機器関係(3月132300分現在)

医薬品・医療機器の需要・供給状況等

     紙おむつの物資供給の補給要請(岩手県)があり、メーカーへの在庫状況の調査結果を関係省庁等に報告

     在宅医療等医療用ガスの補給要請(宮城県)があり、メーカーへ要請

     破傷風ワクチンの補給要請(宮城県)があり、卸へ要請

     輸液の補給要請(宮城県)があり、卸へ要請

     医薬品・医療機器を被災地に輸送する車両に対し、「緊急通行車両確認標章」が最寄の警察署から速やかに発給されるよう取扱通知を発出

 

2011/03/15(火) 18:20