日本薬剤師会が東北太平洋沖地震で対策本部
日本薬剤師会は、3月11日、東北地方太平洋沖地震発生に伴い、会長を本部長とする災害対策本部を設置しました。
また、各都道府県薬剤師会に対策本部設置を明らかにするとともに、次の点を通知しました。
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11日21時現在、秋田県薬剤師会とは連絡が取れない状況ですが、北海道、東北各薬剤師会の事務所には大きな被害が出ていないとの報告をいただいております。
今後、当該地震・津波の被害が大きかった関係薬剤師会等と連絡を取って被害状況等の把握に努め、救援物資やボランティアの派遣等、被災住民及び被災会員への支援が必要な場合には、関係薬剤師会等と本会にて調整のうえ、あらためて各都道府県薬剤師会にご案内申し上げたいと存じますので、その節にはご高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
また、3月12日付で各都道府県薬剤師会に事務連絡を行いました。
これは、ボランティア活動や義捐金、救援物資等を含めた薬剤師会としての被災地支援策について検討していることを示す一方、被災地に入る交通手段がないことなどを示し、次の通り要請しています。
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正確な状況把握のないまま、かつ交通手段が閉ざされている現段階で全国よりボランティアや救援物資を募りましても、被災地への的確な支援とはならないことから、本会といたしましては、引き続き、被害にあわれた関係薬剤師会と連絡を取り状況把握に努めるとともに、被災地に対する義捐金の募集方法(受入口座の開設等)を含めた支援策について急ぎ検討を進め、順次ご通知申し上げる所存でございます。
つきましては、各都道府県薬剤師会並びに会員各位におかれましては、上記のような状況や二次被災の恐れがあること等をご勘案いただき、何卒冷静なご対応を賜りますとともに、被災地への支援策がまとまりました際には格別のご支援・ご協力を賜りますよう、ご高配の程、よろしくお願い申し上げます。