インフルエンザ

今日も寒い…。ずっと寒い寒いと言っていますが、しばらく寒そうです。先週は高知でもチラチラ雪を見る日がありましたが、雪は積もらず子供達は少し残念そうでした。大人は雪なんか積もれば交通網が麻痺するのでヒヤヒヤしていましたけど。朝は路面が凍結していることもあるので、くれぐれも転んで骨折などしないように気をつけて歩いてください。

さて、インフルエンザが流行っています。皆さんもご存知かとは思います。そんなインフルエンザについて少し話します。

まずはインフルエンザですが、インフルエンザウイルスが含まれた飛沫(鼻水や唾液など)が鼻や口の粘膜に付着することで感染します。なのでインフルエンザにかかっている人の1m以内に近づくときにはマスクを着用してください。そんなマスクですが、マスクの外側はインフルエンザウイルスが付着している可能性があります。むやみにマスクを手で触らないようにしましょう。マスクを装着している方、実はマスクの位置を変えたりするとき手でマスクの外側を触るかと思います。それは手にウイルスをつけているのと同じ行為ということを忘れないでください。

次にインフルエンザの検査ですが、綿棒で鼻の粘膜の液体をとってそれを検査キットで検査するのが一般的かと思います。検査で陽性であれば90%以上、陰性であっても50%ぐらいがインフルエンザとされています。陰性であっても50%というのは、発熱後すぐに検査をするとウイルスが少なすぎて陰性と判断されてしまうケースがあるからです。その場合はインフルエンザ症状が明らかであればインフルエンザ治療、微妙であれば時間を置いて再検査することもあるかと思います。

インフルエンザの治療には、薬を使用します。これについては今回は名前だけ。イナビル、タミフル、リレンザが主に使われます。これらの薬は予防投与をすることができますが、予防投与は保険の適応がないので自費になってしまうことを忘れないでください。また、治療は原則として48時間以内です。ただし、48時間を越えた場合でも軽快傾向にない患者さんに限って治療薬の投与も考慮します。予防投与のタイミングは初発患者の発生から原則12~24時間以内です。

ご年配の方や子供はインフルエンザにかかってしまうと周りの方の看病が必要です。看病して結局家族がインフルエンザにかかってしまう。ということがないようにしっかり手指消毒・マスクなどを徹底して早く元気になりましょう。