食品ロスと食育

こんにちは!管理栄養士の山内です!

今日の題名は何か少し難しそうだな・・・

と思われるかもしれませんが、難しくはないので肩ひじ張らずに読んでいただければと思います。

 

まず、食品ロスとは、(農林水産省のホームページから一部抜粋)

本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。食べ物を捨てることはもったいないことで、環境にも悪い影響を与えてしまいます。

食品ロスは大きく2つに分けられます。

事業活動を伴って発生する食品ロスである事業系食品ロス
各家庭から発生する食品ロスである   家庭系食品ロス

私達が日頃からできることは家庭系食品ロスを減らすことです。

では、これがどのように食育とつながるかというと、

今の生活では魚や肉といった食品はスーパーに並べられており、簡単に手に入ります。

すると、自分たちと同じ「生き物」であるという意識が希薄になってしまいます。

「生き物」である意識が希薄になるとそれだけ粗末な扱いになる確率が上がってしまいます。

農作物についても、農家の方がどれだけの時間をかけて育てたかを知らないことで 子供は「この野菜は嫌いだから食べない」となり、親は「食べてくれないから捨てる」と連鎖してしまいかねません。

 

魚を釣りにいったり、農作物を育ててみたりすることで、食への感謝が湧き、粗末にすることは減っていきます。

 

小さいことの積み重ねにはなりますが、それが多くの家庭でできると家庭系食品ロスは減っていくと思います。

 

夏バテ対策

こんにちは!管理栄養士の松下です。
最近、暑い日が続きますが体調はいかがでしょうか?

高温多湿な日本の暑さは夏バテなどの体調不良を引き起こす原因となります。主な症状としては、「疲れが取れない」「食欲がなくなる」「良く眠れない」などがあげられます。

今回は夏バテ対策についてお話していきたいと思います。
夏バテ対策のポイントは大きく分けて4つ挙げられます。

① 水分補給を行う
暑くなり大量に汗をかくと水分と塩分が失われる為、喉の渇きを感じる前に「早め・こまめ」の水分補給がポイントです。大量の汗をかいて水分と塩分を多く失うときは、経口補水液やスポーツドリンクを活用します。また、家庭でも経口補水液を作ることができます。

<材料>

水     1ℓ

砂糖     大さじ2

食塩     小さじ1/4

レモン汁   数滴

<作り方>
すべての材料をペットボトルなどフタの閉まる容器に入れ、よく振って溶かせば完成です。

ただし、経口補水液やスポーツドリンクには塩分や糖質が含まれているため、塩分や糖質制限などがある方は医師と相談するようにして下さい。

② 睡眠をしっかりととる
疲れをとるためには、ぐっすり眠ることも大切です。寝室内を快適に保つために、室内の温度は約28度、湿度は50~60%を目安に、エアコンや扇風機を活用してください。

③ 適度な運動を行う
人は発汗で温度調節をしているため、汗をかくことで能力を高めることが「夏バテ」の予防につながります。軽く汗ばむウォーキングや軽いジョギングなどを15〜20分ほど行うと、汗腺が開いて汗をかきやすくなります。汗をたくさんかいたときは、水分補給をしっかりと行いましょう。

④ バランスの良い食事を摂る
夏はそうめんや冷や麦など炭水化物にかたよった食事になりやすく、栄養バランスが崩れがちです。不足しやすいたんぱく質や汗をたくさんかくと失われるビタミン、ミネラルは意識して摂るようにしましょう。
≪たんぱく質≫
たんぱく質は体内に取り貯めておくことができないため、肉や魚、卵、大豆製品などを毎食1品摂るようにして下さい。

≪ビタミン・ミネラル≫
夏の太陽を浴びた緑黄色野菜は、カロテン、ビタミン、食物繊維、カリウムなどのミネラルが多く含まれています。 旬の野菜を取り入れて夏を乗り切りましょう。
夏の旬の食材としてきゅうり、とうもろこし、ピーマンがあげられます。

食事や生活習慣を工夫し、「夏バテ」を防いで、暑さに負けない身体づくりを目指しましょう。

食育は子供だけじゃない!

こんにちは!管理栄養士の山内です!

21日の日曜日は部分日食と夏至と新月が重なる日でした!

なんと372年ぶりだそうです!江戸時代ぶり!歴史が好きなのでこういうことにすごく興味を惹かれます*・'(*゚▽゚*)’・*

 

この写真を撮っている時、周りには20代、30代の方も多くいらっしゃいました。

この世代、食への意識の低い方が多い!

「まだ若いから大丈夫」という意識が強いのだと思います。

何をどれだけ食べても大丈夫!はどの世代にもありません。若くして糖尿病になる方も血圧が高くなる方もいます。

生活習慣病→習慣化されると起こる→毎日の食事が影響してくる

毎日の食事が影響してくる!

大切なことなので2回言いました!!

この世代への『食育』も必要だと私は考えています。

 

 

揚げ物が好きだから毎日お腹いっぱい食べていませんか?

コンビニのごはんや惣菜などが茶色一色になっていませんか?

楽だからとインスタント食品ばかりになっていませんか?

お腹が膨れるからご飯や麺類やパンばかりになっていませんか?

野菜やきのこ類、海藻類は食べていますか?

お菓子を食事代わりにしていませんか?

毎日お酒を飲みすぎていませんか?

 

上に書いたようなことを習慣にしている方はまず、できるところから身体に優しい習慣に変えていきましょう。

 

どう変えたら良いか分からないときはカイセイ薬局の管理栄養士にご相談ください!

カイセイ薬局の管理栄養士はどんな年代のどんな些細な食事のご相談でも承っています。

処方箋がなくてもふらっと立ち寄ってください♪( ´▽`)

お腹にいるときから食育は始まっている?!Part2

こんにちは!管理栄養士の山内です。

見事に巨人に3連敗・・・。

今週のヤクルト戦と横浜戦はなんとしても勝ってもらわないと!

 

前回は妊婦さんの「やせ」について書きました。

今回は妊婦さんの「肥満」についてです。

 

肥満であると何か問題はあるだろうなと想像はつくかもしれません。

妊娠糖尿病、妊娠高血圧、巨大児出産といったリスクがあります。

つわりで食べてしまうことはあるかもしれませんが、妊娠中に食べないと落ち着かない、ストレスが溜まって食べてしまうといったことも妊婦さんには考えられます。

 

まずは、妊婦さんの話を聞き、寄り添うことを行います。

それだけでも不安や心配が少し楽になります。

次に、食べるものを変えることを提案します。

甘いものであれば、糖質を抑えたお菓子やしょっぱいものであれば揚げていないスナック菓子もよく見かけます。

そういったもので代用するのも一つです。

赤ちゃんの食べるようなお菓子は甘すぎず、塩気も少なくカロリーも少ないので意外とオススメです!

あとは噛み応えのある野菜でごまかすのも1つです。

冷やしすぎは良くないですが、この時期であれば氷を食べるのも1つです。

 

妊娠前に適正体重にしておくことがリスクを減らすことに繋がりますので子供が欲しい方はまず、ご自身の食事に気を付けてみましょう!

お腹にいるときから食育は始まっている?!

こんにちは!管理栄養士の山内です!

 

プロ野球が開幕しましたね!阪神タイガースは伝統の一戦で巨人とでした。

阪神は西投手、巨人は菅野投手と両チームエースの投げ合いでした!

この2人が投げている間は見応えのある良い試合だったのですが、その後は巨人に追いつかれ、追い抜かれ・・・次の日仕事だったのでやけ酒ではなく、ふて寝(ふてくされて寝る)しました。

今後は野球ネタが増えるかもしれませんがお付き合いください!

 

さて、今日も引き続き食育のお話です。

子供の食事についての話をしてきましたが、今日は、妊婦さんの食事についてです。

妊娠中の食事はどのような食事をされているでしょうか。

 

芸能人の方を見ていると「やせ」体型のまま妊娠している方を見ることがあるかと思います。妊婦さんなのにやせすぎじゃないかなと心配になることがあります。

では、やせていると何が心配かというと、胎児への影響です。

必要以上に食事量を少なくすると胎児への栄養が少なくなります。

すると、その少ないなかでも栄養を取らないといけない!と胎児がその栄養をため込むようになります。

少ない量でため込むということは成長して普通に食べていても太りやすくなり、将来的には生活習慣病へとつながりやすくなるということです。

それ以外にも、早産のリスクも上がると言われています。

 

もともと少食の方に食べろ!といっても難しいとは思うので、少しの量を何回かに分けて食べるのがおすすめです。

例えば、

朝食:7時と10時

昼食:12時と14時

おやつ:15時

夕食:18時と20時

と1日3食の食事を6食にする方法です。

10時や14時、20時の食事はお菓子ではなく、あくまでも朝食や昼食の一環と考えてもらえれば良いかと思います。

※体重の増加率が高いようであれば、食べすぎている可能性が高いです。量や内容の見直しをしましょう!

 

注意点がもう1つあります。お菓子を食事代わりにしないようにしましょう!

胎児にとって必要な栄養はごはんや魚、肉、野菜といったものに入っています。

 

つわりでどうしても普通の食事が取りにくい場合は仕方がないこともあるかもしれません。そのときは、食べられるものを食べましょう!

でも、糖やあぶらの多いものは摂りすぎないように!

食べたくない!Part2

こんにちは!管理栄養士の山内です!

 

昨日は食べたくなくなる理由として

◎かたさ

◎味付け

のお話をしました。

この2つの解決は大人の普段の食事にも影響が出るため、難しいかもしれませんが子供のためにやってあげて欲しいことです。

さて、他に何があるかというと

 

◎環境

これも整えるのが難しい場合があるかと思います。

以前、楽しく食事をとることが大切であることをブログに書きましたが。本当に大切なことなんです!!

楽しく食べられる環境、食べるのが遅くても、イライラせずにじっくり付き合ってあげましょう。

赤ちゃんが手づかみで食べだすとまわりは汚くなってしまいますが、それも仕方のないことです。あまりガミガミ怒らずに見守ってあげましょう。

 

◎盛り付け

大変だと思うんです・・・毎日毎日ごはんを作るの!

そのうえ、盛り付けまで言われたら、できない!とおっしゃる方もいるかと思います。

そうですよね。そんな手間は掛けてられないと思います。

キャラ弁みたいにしなくても良いです。

 

お気に入りのキャラクターがいるのであれば、食器をそのキャラクターにして、それが見えるように盛り付ける!以上!

それも時間がないのであれば、普通にキャラクターの食器に食事を入れて「食べたら〇〇が出てくるよ!」と言って食べさせる!

 

あまり気負わずに、行きましょう、子育てをしている皆さん!

食べたくない!

こんにちは!管理栄養士の山内です!

先日、薬局に来局された方から、子供が食事を食べてくれない、と相談がありました。

すごく心配で、不安も大きいと思います。

 

では、原因は何か?

考えられることは

◎かたさ

米に対して起こる事が多いですが、親が硬めのごはんを好んで食べるため、それを子供にも出すと「硬くて美味しくない」ごはんになってしまいます。

ある程度噛めるようになっても大人と同じものが食べられるとは限りません。

 

◎味付け

離乳食を始めた時は素材の味であったりだしを取ったりと味付けせずに食べると思います。

しかし、月齢が上がってくると外に出る機会が増え、市販の離乳食や赤ちゃん用のお菓子を持って出かける方も多いと思います。

でも、家では味付けのないまま、素材の味、となると、子供にもとっては

市販の離乳食美味しい!おうちのごはん…美味しくない…

となってしまいかねません。

作っている身としては悲しくなりますね…

 

食事摂取基準という、何歳ではこの栄養素をこれくらい取ると良いよという基準があります。

6-11か月では1日に1.5gが目安となっています。

1食0.5g、塩🧂だけで考えるとひとつまみ、しょう油だと小さじ1/2です。

1-2歳では1日3g未満、1食1gです。

 

作るときや離乳食を食べるときの目安にしてみてください!

 

次回へ続く…

魚に骨はないんでしょ?

こんにちは!管理栄養士の山内です。

歩く量が減りすぎて筋肉が減った気がしているので、自宅で簡単な筋トレを始めました!1か月毎に筋肉量が増えたか確認してみようと思います!

 

大人のみなさんは魚には骨があることはもちろん知っているかと思います。

スーパーで見かける魚には骨があるかと思いますが、骨なしの魚が販売されているところもあります。

これは、製造過程において、骨を1本1本丁寧に取っているからです。

昔からあった商品のですが、病院食で採用されるようになり、その後、給食や一般家庭にも広まったようです。

病院は高齢者が多く、骨がのどに刺さると大問題となるため、普及が早かったのだと思います。

 

給食や一般家庭に広まってから、問題が出てきました。

「魚には骨がない」と思っている子供がいるという問題です。

魚を好んで食べる子供が肉ほど多くないことの一因は骨を取るのが面倒であるという点も影響しているかもしれません。

親が骨を取っているご家庭もあるかと思います。

忙しいと骨を取ることは大人でも、わずらわしいと思いますよね・・・。

便利なので使う分には良いかと思いますが、魚の本来の姿を知ることも食育です。

せめて、大人は骨のある魚を食べて、子供に見せてあげてください。

子供は大人の真似が好きなので、大人が食べているところをみて、骨のついたものを食べたいと言ってくれる子もいるかもしれません。

「骨がきれいに取れたらかっこいいよ!」と言ってみるのも一案かもしれません(*^^*)

美味しそうなサバの塩焼きの写真があったので載せておきます。

サバの味噌煮はレンコンを入れると美味しいですよ(#^^#)

ぜひ、試してみてください!

子供に「ごまかし」はきかない?!

こんにちは!管理栄養士の山内です!

みなさんは、おだしは昆布などから取っていますか?

それとも市販のだしパックを使っていますか?

顆粒だしもありますね。

 

昆布やかつおぶし、煮干しから取るのは面倒で市販のだしパックや顆粒だしを使っている方は多いのではないでしょうか。

 

小さい子の舌👅は敏感です。

小さい時に濃い味の食事や加工品を食べているとそっちに慣れてしまい大人になっても濃い味や加工品を好んで食べるようになり、生活習慣病に繋がり兼ねません。

 

知り合いに聞いた話ですが、普段、だしを昆布とかつおぶしで取っていたお母さんが、ある日時間がなくて顆粒だしを使ったところ子供が「いつもと味が違う」と言ったそうです。

そこからはサボらずにだしをちゃんと取ろうと決意したそうです。

子供の舌はごまかせませんね!

 

最近ではだしパックも顆粒だしも美味しくなっていますが、本来のだしの『旨味』を知っておくことで薄味で美味しく感じる事ができます。

食材本来の味を知っておく事で将来の病気にかかるリスクを減らす事ができます。

 

 

『旨味』は日本食の文化でもあります。

食の欧米化が進んでいますが、食を通して日本の文化を次の世代に繋いでいただきたいと思います。

野菜を作ってみよう!

こんにちは!管理栄養士の山内です。

先日、よく行くコーヒー屋さんで久しぶりに知り合いの方に会いし、その方がSNSに載せていた手作りお菓子の話になりました。

自粛期間中にバナナケーキやウィークエンドシトロン(レモンケーキ)を作っておられ、レシピをいただいたので私も作ってみようと思い、とりあえずバナナは購入しました。そのうち美味しそうな?バナナケーキの写真を載せますので、乞うご期待!

 

手作りお菓子のように「作る」ことも食育に繋がります。

自粛期間中にミニトマトやキュウリ、ゴーヤー、大葉といった農作物を作っている友達や有名人をSNSでたくさん見かけました。

野菜が苦手な子供でも、意外と自分で作った物であると食べてくれます。

CMで、ニンジンが苦手な子がお父さんと種を植えて作って食べたら「甘い!」と言って食べられたという内容のものが流れていて、良いCMだなと思いました。

スーパーに行けばすぐに買えますが、実際に種から育てることで数か月かけて作っていることが分かるかと思います。

それは、食を大切にすることに繋がり、食品廃棄の減少ということにも微力かもしれませんが繋がっていきます。

ちなみにこの時期に種まきをして作れる野菜は

・小松菜

・チンゲンサイ(ミニチンゲンサイも!)

・水菜

・ネギ

・ブロッコリー

・ニンジン    など

※地域によって差があります。

ぜひ、お子さんと作ってみてください!