市販のお惣菜の活用方法

こんにちは、管理栄養士の松下です。

長かった梅雨が明けたと思えば、途端に猛烈な暑さとなり、またコロナ対策でのマスクの着用や換気など、今年の夏は例年以上に暑さが体にこたえますね。

コロナが猛威を振るう中でのこの夏は何かと不自由を感じている方も多いのではないでしょうか?

このような日常が続いていると「食事を作るのが面倒」「外食は出来ないけどいろいろなおかずを食べたい」と思っている方は少なくないと思います。そんな時に便利なのは「手軽に利用できる」「種類が豊富である」「少量ずつ購入できる」“市販のお惣菜“です。

しかし便利な反面、味付けが濃かったり野菜が少なく栄養が偏ってしまったりと注意しなければいけないことがあります。

そこで、市販のお惣菜を利用する際の注意点をお伝えしたいと思います。

①バランスに気を付けましょう!                   ついつい好きなものばかり選んでしまって栄養が偏りがちです。主食・主菜・副菜をそろえることを意識しましょう。また市販のお惣菜に野菜を加えると、バランスよく食べることができますね。

②エネルギーの摂り過ぎに注意しましょう!              揚げ物は、手作りの物に比べ衣が厚いことが多いため、衣に吸収される油の量も多くなります。そのため、お惣菜を選ぶ際には揚げ物は1 品までと決め、野菜などを追加し満足感を上げる工夫をしましょう。

③塩分量に注意しましょう!                     市販のお惣菜は、味付けの濃いものが多いです。家にある醤油などの調味料を使ったり、漬物など塩分が多いものを一緒に食べたりすることは避けましょう。

食塩の1日の摂取目標量は、

男性7.5g未満

女性6.5g未満(日本人の食事摂取基準2020年版より)

市販のお惣菜を選ぶ時は、栄養成分表示を確認し1日の目標量を超えないように注意しましょう。

以上のような市販惣菜を利用する際の注意点を知り、上手に活用しましょう。

忙しい時はまとめ食い!...は正解?

こんにちは!管理栄養士の山内です(=゚ω゚)ノ

 

私のいる薬局ではお盆前後に患者さんが少し多くなりました。

虫刺されの方がけっこういた気がします。

密を避けて屋外で過ごす方が多かったのかなと想像していました。

例年とは過ごし方が異なる方が多いお盆だったかと思いますが、皆さんはどのように過ごされたでしょうか?

 

お盆が明けてまた忙しい日々が始まると

朝食べず、昼はササっと食べられるもので済ませる、もしくは食べず

夕食にまとめてドカっと食べる

という方は働いている方や子育て中の方に多いのではないでしょうか。

 

「朝昼にあまり食べていないため、たくさん食べても大丈夫でしょ!」

と思っているそこのあなた!

 

この食べ方をしていると

内臓脂肪が増える可能性があります!!

 

全体的には太っては見えないけど、お腹だけポッコリと出ている場合は内臓脂肪が溜まっているかもしれません。

見た目だけではなく、内臓脂肪は生活習慣病を引き起こす『もと』です。

血糖値を下げる働きをするインスリンの働きを悪くしたり、血圧を高くする物質を出したり、血液中の脂質を増やしたりします。

これらが悪化すると、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病につながってしまいます!

 

どうしても忙しい時は食べられないこともあるかもしれませんが、できるだけ食べるようにしましょう!

まとめ食いは生活習慣病への第一歩です!!

 

夏バテで、夏と言えばのアレばかり食べていませんか?

こんにちは!管理栄養士の山内です!

少し間が空きましたが、みなさん暑さに負けていませんか?

暑くなると食欲が落ちる方も多いですが、食欲が落ちると

そうめん

ばかりになっていませんか?

 

前回のブログでも、そうめんのような糖質ばかりだとエネルギーを作り出すことが難しくなるとお話ししました。

https://ikuseikai.org/wp/blog-n/tag/8月レシピ

 

食べる際はそうめんのみではなく、たんぱく質である卵や肉類などを一緒に食べるようにしましょう!

また、そうめんは食べやすく2束なんかあっという間に食べる!という方、注意が必要です!

 

1束のそうめんは50gのものが多いですが、女性は1束~1.5束が適量です!

男性であれば2束が適量です。

そうめんは、華奢な見た目にも関わらず、エネルギー量と糖質量はしっかりとあるので食べすぎ注意です!

 

 

 

8月カイセイオリジナルレシピ

こんにちは!管理栄養士の山内です(=゚ω゚)ノ

今日は8月のカイセイオリジナルレシピについてです!

8月に入り、猛暑日が続いていますが、夏バテはしていませんか?

今回のレシピは『夏バテ防止!さっぱり枝豆の酢飯』です!

 

枝豆は大豆になる前の若手の豆(未熟豆)です。

そんな枝豆にはビタミンB1という糖質をエネルギーに変える助けをしてくれるビタミンが多く含まれています。

暑いとついそうめんだけのように糖質に偏りがちになってしまいます。

すると、ビタミンB1が足りなくなり、エネルギーが作りにくくなり、疲れが取れにくくなり、夏バテにつながりやすくなります。

枝豆は塩ゆでされる方が多いですが、ビタミンB1は水溶性、つまり、水に溶けやすいため、蒸し焼きにすると逃しにくくなります。

ぜひ、お試しください!

 

枝豆の酢飯には生姜や大葉、ゴマも入っているため、香りも良く、食欲をそそる一品です(*^^*)

詳しい作り方は下のリンクから!

https://ikuseikai.org/wp/recipe/category/8月レシピ

機能性表示食品

こんにちは!管理栄養士の山内です(#^^#)

ついに最高気温が35℃猛暑日の予想が出ましたね!

こんな日はかき氷とかを食べたくなります🍧

京都には梅酒のかき氷を出しているお店があるそうで・・・行きたい・・・。

追い梅酒付き( *´艸`)

※去年の写真です!

 

今日は保健機能食品の3つ目、機能性表示食品についてです。

機能性表示食品は2015年4月に始まった制度のため、まだ聞き慣れない方がおおいかもしれません。

機能性表示食品は

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品であり、安全性や機能性についての根拠に関する情報などが消費者庁長官に届けられたものです。

特定保健用食品(トクホ)は消費者庁長官に届け、個別に許可を受けたものであるため、その点で異なります。

 

ポイントは『事業者の責任』ということです。

機能性食品を扱っている会社のホームページを見ると研究結果を載せているかと思いますので一度見てみてください!

 

栄養機能食品と比べて聞き慣れない成分も多いかと思います。

その中でもよく使われているのは「難消化性デキストリン」だそうです。

これは『食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を抑制する』と書いているかと思います。

 

他にもGABA(ギャバ)やEPA、DHAも使われることが多いです。

プロシアニジン、ヒハツ由来ピペリンなど1回では覚えきれない成分もありますが、

コレステロール対策や血圧が高めの方向けの食品やタブレットで使われているものがあります。

病院に行って薬を飲むほどじゃない、今のうちにどうにかしたい!という方には良い商品かなと思います。

 

ただし、、、

何回も言うようですが、それだけ摂っていれば改善する!という訳ではなく、普段の食事も気を付けることも必須です!!!

栄養機能食品

こんにちは!管理栄養士の山内です(^-^)

ついに梅雨明け8月に入りました!刑事ドラマに加えて野球も観ていますが、先日の藤浪投手はかわいそうでした・・・。梅雨は明けたので、阪神打線も湿らずにどんどん打ってくれることを期待している今日この頃です!

 

さて、今日は保健機能食品のうち

『栄養機能食品』

についてお話ししていきます。

栄養機能食品は特定の栄養成分を補給するために利用される食品です。

科学的根拠が確認されている栄養成分であり、その栄養成分が一定の基準量含まれること、そして、その栄養機能についての表示や注意喚起を表示して販売しなくてはなりません。

 

科学的根拠が確認されている栄養成分は以下の通りです。

《ビタミン類》
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸
ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、葉酸、ビオチン
《ミネラル類》
亜鉛、カリウム※、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム

※錠剤やカプセルなどの形状の加工品はカリウムを除く

《脂肪酸》
 n-3系脂肪酸

 

たくさんありますが、よく耳にする栄養成分が多いと思います。

何に必要な成分なのか、という表示は必ずされています。

ご自身の状態に合ったものを選んでみてください!

 

ビタミンやミネラルって摂った方が良いのは分かるけど、何に良いか分からない、自分で調べるのは面倒・・・という方はお気軽に薬局スタッフに聞いてください!

どんな食品に多いかといったこともお伝えいたします(=゚ω゚)ノ

また、ブログでも各栄養素について、追々お話ししていこうと思います!