食べたくない!

こんにちは!管理栄養士の山内です!

先日、薬局に来局された方から、子供が食事を食べてくれない、と相談がありました。

すごく心配で、不安も大きいと思います。

 

では、原因は何か?

考えられることは

◎かたさ

米に対して起こる事が多いですが、親が硬めのごはんを好んで食べるため、それを子供にも出すと「硬くて美味しくない」ごはんになってしまいます。

ある程度噛めるようになっても大人と同じものが食べられるとは限りません。

 

◎味付け

離乳食を始めた時は素材の味であったりだしを取ったりと味付けせずに食べると思います。

しかし、月齢が上がってくると外に出る機会が増え、市販の離乳食や赤ちゃん用のお菓子を持って出かける方も多いと思います。

でも、家では味付けのないまま、素材の味、となると、子供にもとっては

市販の離乳食美味しい!おうちのごはん…美味しくない…

となってしまいかねません。

作っている身としては悲しくなりますね…

 

食事摂取基準という、何歳ではこの栄養素をこれくらい取ると良いよという基準があります。

6-11か月では1日に1.5gが目安となっています。

1食0.5g、塩🧂だけで考えるとひとつまみ、しょう油だと小さじ1/2です。

1-2歳では1日3g未満、1食1gです。

 

作るときや離乳食を食べるときの目安にしてみてください!

 

次回へ続く…

魚に骨はないんでしょ?

こんにちは!管理栄養士の山内です。

歩く量が減りすぎて筋肉が減った気がしているので、自宅で簡単な筋トレを始めました!1か月毎に筋肉量が増えたか確認してみようと思います!

 

大人のみなさんは魚には骨があることはもちろん知っているかと思います。

スーパーで見かける魚には骨があるかと思いますが、骨なしの魚が販売されているところもあります。

これは、製造過程において、骨を1本1本丁寧に取っているからです。

昔からあった商品のですが、病院食で採用されるようになり、その後、給食や一般家庭にも広まったようです。

病院は高齢者が多く、骨がのどに刺さると大問題となるため、普及が早かったのだと思います。

 

給食や一般家庭に広まってから、問題が出てきました。

「魚には骨がない」と思っている子供がいるという問題です。

魚を好んで食べる子供が肉ほど多くないことの一因は骨を取るのが面倒であるという点も影響しているかもしれません。

親が骨を取っているご家庭もあるかと思います。

忙しいと骨を取ることは大人でも、わずらわしいと思いますよね・・・。

便利なので使う分には良いかと思いますが、魚の本来の姿を知ることも食育です。

せめて、大人は骨のある魚を食べて、子供に見せてあげてください。

子供は大人の真似が好きなので、大人が食べているところをみて、骨のついたものを食べたいと言ってくれる子もいるかもしれません。

「骨がきれいに取れたらかっこいいよ!」と言ってみるのも一案かもしれません(*^^*)

美味しそうなサバの塩焼きの写真があったので載せておきます。

サバの味噌煮はレンコンを入れると美味しいですよ(#^^#)

ぜひ、試してみてください!

子供に「ごまかし」はきかない?!

こんにちは!管理栄養士の山内です!

みなさんは、おだしは昆布などから取っていますか?

それとも市販のだしパックを使っていますか?

顆粒だしもありますね。

 

昆布やかつおぶし、煮干しから取るのは面倒で市販のだしパックや顆粒だしを使っている方は多いのではないでしょうか。

 

小さい子の舌👅は敏感です。

小さい時に濃い味の食事や加工品を食べているとそっちに慣れてしまい大人になっても濃い味や加工品を好んで食べるようになり、生活習慣病に繋がり兼ねません。

 

知り合いに聞いた話ですが、普段、だしを昆布とかつおぶしで取っていたお母さんが、ある日時間がなくて顆粒だしを使ったところ子供が「いつもと味が違う」と言ったそうです。

そこからはサボらずにだしをちゃんと取ろうと決意したそうです。

子供の舌はごまかせませんね!

 

最近ではだしパックも顆粒だしも美味しくなっていますが、本来のだしの『旨味』を知っておくことで薄味で美味しく感じる事ができます。

食材本来の味を知っておく事で将来の病気にかかるリスクを減らす事ができます。

 

 

『旨味』は日本食の文化でもあります。

食の欧米化が進んでいますが、食を通して日本の文化を次の世代に繋いでいただきたいと思います。

野菜を作ってみよう!

こんにちは!管理栄養士の山内です。

先日、よく行くコーヒー屋さんで久しぶりに知り合いの方に会いし、その方がSNSに載せていた手作りお菓子の話になりました。

自粛期間中にバナナケーキやウィークエンドシトロン(レモンケーキ)を作っておられ、レシピをいただいたので私も作ってみようと思い、とりあえずバナナは購入しました。そのうち美味しそうな?バナナケーキの写真を載せますので、乞うご期待!

 

手作りお菓子のように「作る」ことも食育に繋がります。

自粛期間中にミニトマトやキュウリ、ゴーヤー、大葉といった農作物を作っている友達や有名人をSNSでたくさん見かけました。

野菜が苦手な子供でも、意外と自分で作った物であると食べてくれます。

CMで、ニンジンが苦手な子がお父さんと種を植えて作って食べたら「甘い!」と言って食べられたという内容のものが流れていて、良いCMだなと思いました。

スーパーに行けばすぐに買えますが、実際に種から育てることで数か月かけて作っていることが分かるかと思います。

それは、食を大切にすることに繋がり、食品廃棄の減少ということにも微力かもしれませんが繋がっていきます。

ちなみにこの時期に種まきをして作れる野菜は

・小松菜

・チンゲンサイ(ミニチンゲンサイも!)

・水菜

・ネギ

・ブロッコリー

・ニンジン    など

※地域によって差があります。

ぜひ、お子さんと作ってみてください!

 

一緒に楽しく♪

こんにちは!管理栄養士の山内です!

相変わらず、お休みの日は家にいることが多いですが、その中で過去のドラマを見ることに最近はハマっています。

私が中学生くらいのときにやっていた『ごくせん』という学園ドラマを最近は見ました。任侠一家の娘が教師になり不良高校生にぶつかっていき、生徒も先生も成長していくといった内容です。

現代の高校生が見たら「くさいセリフ」と思うような内容満載ですが、「起こったことを人のせいにしない」「卑怯なことはしない」「友達を大切にする」など学ぶべきことが多くあります。

気になった方はぜひ見てください!

 

さて、『ごくせん』は心の教育ですが、ここからは食と心の教育のお話です。

今日は、『共食』についてです。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、『誰かと一緒に食べる』ということです。

親が共働きの家庭は多いと思います。

でも、どこかのタイミングで1人ではなく誰かと食べる機会があれば「心の健康」を保つことができます。

今のご時世ではまだ難しいとは思いますが、学校の給食の時間は何人かで向かい合って食べたり、自宅では夕食には家族と一緒に食べたりと楽しい時間を作ることが大切です。

1人で食べるとどうしても食べる速度が速くなってしまいます。そうなると身体にも良くありません。

今は、徐々に外食する機会を増やしている方もいるかと思います。色々と配慮は必要ですが、1日に1回でも何人かで食べる機会を作ってみてはいかがでしょうか。

朝から優雅に食事を・・・

こんにちは!管理栄養士の山内です(^-^)

ついに大阪も梅雨入りですね。ジメジメ感が既に出ていました・・・。

このジメジメした感じは仕方がないので、それを吹っ飛ばすくらい爽やかに(=゚ω゚)ノ 今日もブログを始めていきます!

前回に引き続き、朝食についてです。

朝にゆっくり食事を作って、優雅に食べる・・・

 

なんていうことは、子供のいる家庭では夢のまた夢・・・

朝は「戦い」ですよね(^-^;

そのような状態でバランスの取れた朝食を食べさせるのは難しい、とりあえず家を出発しないと、と優先順位が下がってしまうと思います。

 

そもそも朝食を食べる習慣がないご家庭でいきなりバランスの取れた朝食を食べましょうといっても難しい!

前回お話ししたように、前日から朝すっきり起きれる準備をし、朝食の時間を少しでも確保した上で、すぐ食べられるものを用意しておきましょう!

~朝食に食べるオススメ食品~

・果物→果物に入っている果糖はすぐエネルギーに変わるため、朝から頭も身体も動きます!

・ゆで卵や乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)→タンパク質が摂れ、体温が上がるため動けます!

・おにぎりやパン(出来れば食パンやロールパン)→これも早くエネルギーに変わるため急いでいる朝にはオススメ!

・前日の夕食のおかず→タンパク質(肉や魚、豆腐、卵など)や野菜も入っていると簡単にバランスの良い朝食になります。

 

 

簡単だからとお菓子(菓子パンも)を食べさせているとそれが習慣化してしまいます。そうなると将来、糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病になってしまいます!

 

まずは1つで良いので、何か口にすることから始めてみましょう!

 

食育の第一歩

こんにちは!管理栄養士の山内です。

緊急事態宣言が明けてから、薬局に来てくれるお子さんも増えてきました。

小さい子を見ると癒されます。

今日は泣いている子どもがいて、後輩が某人気キャラクターの絆創膏を渡すと泣き止み、ちゃんと、ありがとうと言っていました。

子どもがいると賑やかになり、楽しくなり、癒されますが、育てる方は大変なことも多いと思います。

自分も仕事をしているとなかなかバランスの取れた食事を用意できないという方は多いです。

 

朝食の欠食率は2018年の調査によると小学生の15%が朝食を食べる習慣がついていないという結果でした。

また、別の調査ではなんと、1~6歳でも欠食している子がいることが分かっています!

小中学生が朝食を食べない理由として、食べる時間がない、食欲がないといったことがあげられます。

食べる時間がない子は、遅くまでスマホを触っていたり、パソコンやテレビを見たり、寝る直前までスマホやパソコン、テレビのブルーライトを浴びたりで体がだるくなかなか体が動かないということが考えられます。

食欲がない子は親の帰宅が遅く、食事時間が遅かったり、脂っこい料理が多かったりお菓子しか食べなかったりという理由が考えられます。

 

バランスの取れた食事も大事ですが、まずは朝食を食べたい、朝にお腹が空いた!と思わせる環境、状態を作ることも大人の役割だと思います。

 

◎寝る時間を決める(夜更かしをしない)

◎ブルーライトの出る機器を寝る直前には使用しない

(ブルーライトカットの眼鏡などを使うのも1つです!)

◎夕食が遅くなる時は高カロリーのものは避ける

◎脂っこい料理の揚げ物などの量は減らす

 

朝食を食べることにつなげる前日の準備も大切です!

 

小さいころからの食習慣

こんにちは!管理栄養士の山内です(^^)/

前回のブログで「食育」という言葉が出てきましたが、みなさん聞いたことありますか?

食育とは?について農林水産省のホームページから抜粋しました。

↓↓↓↓↓

『生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。』

様々な経験をすることで、将来病気になりにくい食べ方、食を楽しむ食べ方といった知識を得ていきます。

その『経験をする』ことに関して、子どもたちは自力で出来ることは限られます。

といことは、大人にかかってきます!

 

子どもの好き嫌いで悩んでいる方は多いかと思いますが、両親や祖父母といった大人の言動や行動を子どもはよく見ています。

食を知ることで、将来の子どもたちの健康を維持することができます。

例えば、

中学生や高校生になると友達と外食に行く機会も増えるかと思いますが、その時までに何を選べば良いか、今日はファーストフードを食べたから明日はやめておくといった判断が自力でできる。

これも食育がなせることです。

 

子どもの食事を気に掛ける=家族全員の健康維持・改善に役立つ

ということになります。

明日も引き続き食育についてお話ししていきます。

ピーマン嫌い!

こんにちは!管理栄養士の山内です。

6月は食育月間です。子供の栄養バランスは気にされる方も多いかと思いますので、今月はそれを中心に書いていきます。

この前のブログでピーマンについて書きましたが、お子さんやお孫さん、もちろんご自身もですが、ピーマンが嫌いな方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

2019年8月31日(野菜の日)にタキイ種苗が発表したランキングでは

子どもの嫌いな野菜2位にピーマンがランクインしています(ちなみに1位はゴーヤ)。

やはり苦みがある食材は苦手なようですね。

人間には味蕾(みらい)という味を感じるセンサーがあり、大人になるにつれて減るそうです。

小さい頃に美味しいと感じなかった春菊やゴーヤー、フキノトウなど苦みの強いものは年齢を重ねると美味しく感じるという経験をした方も多いかもしれません。

 

つまりは子供の方が味覚が敏感ということです。

苦味や酸味は本能的に避ける味だそうで、味覚が敏感であるが故に嫌いになる子が多いようです。

 

でも、食べてくれないと栄養が不足しないか、味付けが美味しくないのかと不安になるかと思います。

結論からいうと、一部の野菜を食べられなかったとしても栄養不足にはなりません。野菜を全く食べないとなると話は別ですが・・・。

苦味は下処理や調理方法を変えることで減らすことが出来ます。

 

切り方で苦味が減るのは有名かもしれません。

切り方は『繊維を断つ』方法と『繊維に沿う』方法があります。

どちらの切り方をすれば苦味はすくないでしょうか?

正解は・・・

 

 

 

 

 

『繊維に沿う』切り方です!

ピーマンであればヘタを上にして縦方向に切ると横方向に切るよりも苦味は少なくできます。

さらに苦味を減らすのであれば切らずに、丸ごと火を通すと良いです。

 

また、自宅ではなかなかしにくいかもしれませんが、油通しをすることでも苦味を減らせます。

中華料理屋さんで出てくるチンジャオロースーはピーマンが入っていても小さい子は食べてくれるように感じますが、それは中華料理屋さんでは野菜を油通ししているところが多いからだと思います。

ピーマンの苦み成分は油に溶ける性質があるため、軽減されるそうです。

 

いくつか方法を書きましたが、楽しく食べることも大切です。子供は大人をよーく見ています!身近にいる大人が美味しく食べることも食育につながります。

ビタミンCが多い野菜

こんにちは!管理栄養士の山内です。

出勤する前に録画していた「相棒」の再放送を見ていたら、プツっとDVDプレイヤーが切れてしまい、そのあと動きが止まってしまいました・・・。

録画していた料理番組やドラマ、好きな俳優さんが出ていた番組たちが見ることができず、悲しすぎます・・・。

まあでも、最近は動画配信もあるので、それで見られるものはそれで見ようと切り替えて今日の話題に行きましょう!!

 

今日は6月のカイセイオリジナルレシピについてです。

今月の食材はピーマンです。

苦手な方も多いかもしれませんが、なんと意外や意外、ビタミンCが多く含まれている野菜なんです!

ビタミンCは美肌効果だけではなく、抗酸化作用があるため病気にかかりやすくなる活性酸素を減らしてくれます。

そのビタミンCが多い食材であるピーマンを使ったレシピは

『ピーマンと鶏肉のさっぱり梅炒め』です。

ビタミンCは加熱すると壊れてしまいます。

でも、ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強く壊れにくい!

赤パプリカや黄パプリカも同じく、ビタミンCが豊富で熱に強いです。

 

鶏肉には疲労回復に役立つ成分が含まれています。

さらに、暑いと食欲が落ちる方もいますが、梅は食欲を増進してくれます。

一石何鳥にもなるレシピですね!

 

レシピはカイセイ薬局全店に置いていますので、ぜひ作ってみてください!