野菜嫌いを克服しよう

皆様こんにちは!

管理栄養士の中村です。

最近、知り合いから「野菜が嫌いなんです」と告白されました。
そこで、相手の好物の肉を使って、野菜の肉巻きや野菜入りハンバーグなど、野菜が嫌いでも食べやすいレシピを考え、食べてもらえるように提案をしています。

野菜はビタミンやミネラル、食物繊維などの、体の機能を調節する大切な栄養素が豊富に含まれています。
健康の為にも、野菜嫌いを克服してもらえるように頑張りたいと思います。

今回は、「野菜嫌いの方の克服方法」について、お伝えできればと思います。

野菜が嫌いな人は、「味が嫌い」「食感が苦手」「食わず嫌い」など、様々な理由があります。
そのため、野菜嫌いを克服するためにはまず初めに何が原因で嫌いなのか考えてみましょう。

原因が分かったら次は対策です。
対策としては、次の4つがあります。

①調理方法を変える
(例)トマトの食感が嫌いという方は、煮込み料理にすることで、食感を変えることができます。

②調味料を変える
(例)ピーマンの苦味が苦手な人は、油漬けのツナやごま油で和えるなど、油でコーティングすることで独特の風味が緩和されます。

③好きな食材と組み合わせる
(例)野菜をみるだけで嫌という方は、細かく刻んだり、すりおろしたりして肉団子にするなど、好きな食材に混ぜ込みましょう。

④新鮮な野菜を食べる
(例)新鮮な野菜は、苦味や酸味が少なく、苦手意識をなくすきっかけになります。野菜の直売所や道の駅などを探してみてください。

ご自身に合った方法を見つけ、健康のために野菜をしっかり摂るようにしましょう。
悩んだ際は、カイセイ薬局の管理栄養士にご相談下さい。

9月は食生活改善普及運動月間です☆

こんにちは!
管理栄養士の中村です。

暑い夏が終わり、ようやく過ごしやすくなってきましたね。

暑くなってからジョギングを止めてしまったので、少し体重が増えてしまいました…
元に戻すために、そろそろ再開させようと思います。

もちろん、体重を落とすためには運動だけでなく、食事も重要です。

厚生労働省では毎年9月を「食生活改善普及運動月間」としています。
みなさまご存知でしょうか?

令和2年度の食生活改善普及運動月間は、
・野菜摂取量の増加
・食塩摂取量の減少
・牛乳・乳製品の摂取習慣の定着
などを目標として掲げています。

今回はそれぞれ目標のポイントをご紹介していきたいと思います。

☆ 野菜摂取量の増加について ☆

野菜は、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、体の機能を保つために欠かせない存在です。
しかし、現在日本人の野菜摂取量は目標量を大きく下回っています。

出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000635990.pdf

健康のためにも野菜の摂取量を増やしましょう。
1日の摂取目安は、生の状態で緑黄色野菜を両手1杯、淡色野菜を両手2杯です。

煮たり、焼いたりするとかさが減り、量が食べやすくなります。
調理方法を工夫して、目標量を目指しましょう。

☆ 食塩摂取量の減少 ☆

食塩の摂り過ぎは、高血圧をはじめとした生活習慣病に関連があると言われています。
しかし、日本人の食塩摂取量は、目標量を大きく上回っています。

出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000635990.pdf

以下の方法を参考に、塩分を控えましょう。

☆ 牛乳・乳製品の摂取習慣の定着 ☆

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた休校やイベント中止により、牛乳・乳製品の消費量が大幅に減少しました。これに伴い、農林水産省では、牛乳やヨーグルトを普段より1本多く消費することを推進する「プラスワンプロジェクト」を2020年4月21日より開始しています。

牛乳や乳製品は、カルシウムやたんぱく質が豊富に含まれ、カルシウムは骨粗鬆症予防に、たんぱく質は筋肉維持・増加に役立ちます。
皆様も、ヨーグルトやチーズなどを普段より1個多く消費し、酪農家の方々を応援しましょう!

出典:農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/plusone_project2nd.html

 

今年はコロナ禍でおうちご飯が多くなり、以前に比べて、健康意識が高まったと感じている人が増えているそうです。
皆様も、バランスのよい食事と適度な運動を心がけ、健康な体づくりに取り組んでみて下さいね。