梅干しの歴史と食塩量

管理栄養士の山内です。

春はあったのかと思うくらい急に暑くなってきましたね。自転車通勤をしていますが、ここ最近は職場に到着するころには汗だくです。

暑くなるとさっぱりしたものを食べたくなる方も多いのではないでしょうか。

今日はそのような食材の中から梅干しを取り上げます。

おにぎりの定番具材である梅干しは昔からありますが、どれくらい前かというと984年(平安時代中期)に書かれた日本最古の医学書に梅干しの効用の記載があるそうです。

鎌倉時代になると縁起物として扱われていたようです。

一部の人しか食べられていなかった梅干しが庶民の家庭に登場するようになったのは江戸時代と言われています。その当時のおせちに入っていたそうです。

薬や縁起物として扱われていた梅干しですが、気になるのは食塩です。

スーパーの梅干し売り場を見てみると「減塩」と書いてあるものが増えたように思います。

梅干しは塩分のパーセント(%)が記載されているものが多いです。

そこから1個当たりの食塩量が計算できます。

500円玉サイズ程度の梅干しはだいたい10gあります。

例えば、10gの梅干しで塩分8%であれば、1個当たり0.8gの食塩が含まれます。

同じくらいの大きさの梅干しであれば

塩分パーセントの数字×0.1=1個当たりの食塩量  となります。

明日は梅干しの種類についてお話しします!