管理栄養士の山内です。
今日は食べる順番についてお話しします。
私が小さい頃は「三角食べ」が主流でした。偏りなく食べることが良いこととされていました。
しかし、野菜から食べると血糖値の急上昇を抑えることができ、太りにくいという情報が出ると、その食べ方をする方が増え、糖尿病の患者さんにも野菜から食べましょうと話すようになりました。
さらに近年では肉を食事の最初に食べると血糖値の急上昇を抑えることができるという朗報?が飛び込んできました。
※数年前の写真です。
肉を先に食べて良いのであれば実践しやすい!という方は多いかもしれません。
しかし、この食べ方には注意点があります。
この研究は網焼きの肉で行われています。
つまり、甘辛く味付けされていない、肉以外で血糖値に影響しないようにされています。
また、実験では肉を食べて15分後に糖質である白米を食べています。
さらに、肉を先に食べることで脂肪をため込みやすくなり、長期でみると肥満になるのではないかと懸念されています。
上手い話には必ずといって良いほどこのような条件がついてきますね・・・。
では、どのように食べると良いのでしょうか。
①肉を先に食べる場合は、砂糖やみりんといった糖質が多い調味料で味付けされていない料理の時にしましょう。そうでないときは野菜からにしましょう。
②体重を減らさないといけない、やせたい方は野菜⇒肉の順に食べると野菜が肉の脂の吸収を抑えてくれます。
③何を食べるにしてもゆっくり食べることも重要です!
糖質を食べるまでの時間間隔や食べる順番の長期効果は今後の研究に期待したいところです。
あれ、魚はどうなの?と思った方!
次回をお楽しみに!