防災対策~食料編~

こんにちは!

管理栄養士の山内です。

酷暑が続いていますが皆さんは暑さに負けず

過ごされていますか?

写真は先日撮った空の写真です。

夏!と感じる雲でした。

 

避難所での生活が続いている方にとっては

厳しい環境が続いているかと思います。

避難所には全国から物資が届いたり、持って来てくれたりと

たくさん食料が集まるところもあるかもしれません。

 

糖尿病の方はその物資の中でも何を食べれば

良いか迷う方もいらっしゃるかと思います。

例えば、朝はおにぎりか菓子パン、インスタント麺と

炭水化物ばかりの生活が続くおそれや低血糖が

起こる可能性も考えられます。

 

日頃から食物繊維の多い食品(水で戻る、ワカメは便利!)

であったり、低血糖対策用のブドウ糖を備蓄しておくことで

安心できるかと思います。

 

ただ、備蓄がない場合は

・ゆっくり、少量ずつ食べる

・低血糖になった場合は糖分の多い飲み物を飲む

といった対策が取れます。

ゆっくり少しずつ食べることで血糖値の上昇を緩やかに

することができます。

また、低血糖対策として、飲み物ラベルの原材料欄先頭に

「果糖ブドウ糖液糖」という材料が使われている飲み物は

比較的低血糖からの回復が早いです。

ただ、その分取りすぎると血糖値の急上昇を招くため

低血糖のときだけにしておくことを忘れずに!

 

配布される食料の中には比較的炭水化物の少ないものも

あるかもしれませんので、その場合は高炭水化物のものばかり

ではなく、低炭水化物のものも織り交ぜて食べるようにしましょう。

 

そして、避難所に医療関係者が来たときには必ず診てもらう

ようにしましょう。

ここ数か月の地震や大雨を経験しているといつ自分も被災

するかわかりません。

現在、被災されている地域の1日も早い復興を願いつつ

いつ起こるかわからない自然災害に備えましょう。

防災対策~水分編~

こんにちは。

管理栄養士の山内です。

西日本の豪雨による被害が日に日に明るみになってきました。

今朝のニュースを見ていると「昔来た大雨は玄関までしか水が

来なかったから、今回も同じくらいかと油断していた」と

おっしゃっている被災者の方がおられました。

「油断」

先月の地震でも「自分が被災者になるとは思わなかった」と

話している友人がいました。

このような自然災害が起こると、そのために備えようと思う

反面、この辺りは大丈夫、と考えているように思います。

この「油断」が自分の命を危険にさらす可能性があります。

まずは安全な場所に逃げる事が大切ですが、避難先での

生活を考えると水と食料がとても重要になります。

特に水です。

みなさんは1日にどれくらいの水分を摂るでしょうか?

基本的には体重(kg)×30mlが1日に必要な水分量です。

例えば体重が60kgの方であると

60×30ml=1800ml/日 となります。

この中にはカフェインの多いコーヒーや紅茶、緑茶などは

含まれません。もちろん、この時期に美味しいビールや

日本酒は水分補給にはなりません!

利尿作用の少ない飲み物が水分補給には適しています。

例えば水や麦茶、ほうじ茶がそれにあたります。

この計算は1日に飲む水分量のみです。

備蓄用に置いておくためには飲料+調理と生活用水を

合わせて1人1日6ℓは必要となるそうです。

飲料用とレトルト食品を作るための水や赤ちゃんのいる

家庭は調乳用、ペット用が必要になるご家庭もあるでしょう。

さらには、歯磨きやトイレ、体を拭くといったことに使用する

水も必要です。

 

~備えあれば憂いなし~

まずは水の備蓄から始めてみてください。

次回、私のブログは食料編をお伝えします!