昨日も暑かったですね。
我が家では早くもビニールプールを設置。
5月末に関わらず、もう夏休みみたいな風景を見ていました。
きっと週末には1人でプールに水をはるんでしょう...
今回は「トクホ」について
トクホとは特定保健用食品の略称です。
トクホ...個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品のことです。他の食品と違うのは、からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査を受けています。)ということです。
要は、食品でありながら体の機能を整えてくれるものとして国に認められているもの です。
お腹の調子を整えるものや、血圧、コレステロール、血糖値などなど
たくさんの食品が世の中にはあります。
私も滅多に口にすることはありませんが(少し高いので(笑))
注意することがあります。
・1日の摂取量、飲み方などを守ること
多量に摂れば、その分効果も増える という考えは間違いです。
例えば、脂肪の吸収を抑えてくれる食品ありますよね?
食事をした場合に胃に食事が入ります。その際に一緒に摂れば脂肪の吸収を抑えてくれる
という食品なので、1日何リットルも飲む必要はないのです。
食事の際に一緒に摂る事に意味があるのです。
また過剰に摂りすぎると逆に体に悪影響があることもあるので注意が必要です。
・トクホを摂っていれば大丈夫 ではない!
トクホの食品はあくまで、健康に気をつけようかな...という食品です。
医薬品とは違い、病気の治療に使用するものではありません。
さらに、トクホを摂ってるから大丈夫と、逆にいつもより食事量増えたりしてませんか?
健康のためにトクホを摂るにも関わらず、食事量が増えていれば...
本末転倒とはまさにこのことです。
・トクホと薬
トクホの食品はまれに薬と一緒に服用することで
過剰に薬の効果出ることもあるので注意が必要です。
今回はトクホの注意ばかり書いてしまいましたが
きちんと正しく摂っていれば問題はありません。
あくまで補助してくれる食品であり
努力をしなくてもいいわけではないのでそこを忘れないようにしてください。
2014/05/26(月) 08:14
随分、暑くなりましたね。
ついに息子たちも半袖を希望するようになり
夜中に何回も布団を掛けなおすようになりました。
今からどんどん暑くなるので、子供の汗の量はすごいです。
枕元などに水分補給できるようにお茶か、水を置いておくのをお薦めします。
さて今回は「要指導医薬品」について。
実は6月12日から法律が変わります。
皆さんもご存知のように
一部の一般用医薬品でインターネットでの販売が認められる ようになります。
これ以外のことはあまりニュースなどで取り上げられてないようですが
要指導医薬品 という分類が新たにできたので、今回はそれを書こうと思います。
そもそも要指導医薬品とは
要指導医薬品...
その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他も医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているものであり、かつ、その適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供及び薬学的知見に基づく指導が行われることが必要なもの
つまり、薬局で処方箋なしで買う薬の中で一番注意が必要な薬ということです。
現在の一般用医薬品の分類は
第1類・第2類・指定第2類・第3類 になります。
6/12以降の分類では
要指導医薬品・第1類・第2類・指定第2類・第3類
ということで要指導医薬品という分類が出来ます。
今のところアレルギー用薬など、約20品目がこれにあたります。
薬局で買う際には多くの確認事項が必要となります。
聞かれること
・購入予定者が本人かどうか
・他の薬局などでの購入状況
・適正使用のための購入数の確認(原則1人に1つ)
・年齢
・併用薬
・性別
・症状
・当該症状(常備で購入するには不可)
・現在の病気について
・妊娠、授乳について
・今まで使ったことがあるか
・副作用経験
・その他情報提供および指導のために確認が必要な事項
売った薬局も販売した記録を残すことが義務づけられており
誰が売ったかを明確に残すことが必要となります。
要指導医薬品はインターネット販売については認められておらず
薬局の窓口でしか購入はできません。
購入にあたって
たくさんの事項を質問されて不快な気持ちになるかもしれませんが
薬剤師としては薬を適正に使用してもらうために必要な情報ばかりです。
要指導医薬品、購入の際はよろしくお願いします。
2014/05/19(月) 08:06
ずいぶん暖かくなりましたね。
昨日、子供も公園に出かけたら
もうほとんどの子が半袖!!
夏には何を着るんだ?と一人で考えてしまいました(笑)
さて、何故公園行っていたかというと
最近油断していたせいか体重が2kgほど増加していたのです。
やっぱり見て見ぬ振りはよくないですね。
分かっていたんです。
最近、ズボンが少しきつくなっていたことは...(汗)
というわけで
少し運動をしにいっていたわけです。
最近の私の体重増加の原因は
甘いものの食べすぎ につきるわけですが
食べることでのエネルギー補給と体の中でのエネルギー消費のバランスが大事です。
すぐに食べる量を減らそうとする方が多いですが
体の中のエネルギー消費を増やすことも良い方法です。
体の中でのエネルギー消費には基礎代謝が重要になります。
(基礎代謝:人間が生きるために必要最小限なエネルギーのこと)
これを上げるには筋肉をつけるのが一番。
私がよく使う方法は姿勢をよくして、腹式呼吸を意識する。
すぐ公園に行った私が言うのも何ですが
結局基礎代謝を上げないと、一時的に体重は落とせても
すぐに元に戻ってしまうので、所謂食べても太らない体を作るのが一番近道になるわけです。
...言うはやすしですね。
しばらく続けられる筋トレと姿勢を正して
間食も我慢していって夏ごろに結果だしたいと思います。
乞うご期待!
2014/05/12(月) 08:22
ついにGWも後半。
休みの日はあっという間に過ぎてしまうので
注意してください。
さて、今回は「貼り薬」
皆さんは何を思いつくでしょうか?
多分...
痛み止めのシップ!!
を思い出された方が多いのではないでしょうか。
貼り薬には
・局所作用:その場所に作用
・全身性作用:全身に作用 に分けられます。
局所作用の薬は、もちろんシップです。
シップには温感、冷感のシップがあります。
冷感タイプは急性炎症期(打ち身・捻挫など)の疾患に使用され
温感タイプは慢性炎症期(肩こり、腰痛など)の疾患に使用されることが多いです。
※最近、妊娠後期の方へのシップ使用禁止になりました。
胎児へ影響があるとの報告もあるので注意してください。
全身性貼付薬には
・狭心症予防
・気管支拡張剤(喘息)
・ニコチン製剤(禁煙補助薬)
・アルツハイマー治療薬
・パーキンソン病治療薬
などがどんどん出てきています。
全身性貼付薬の特徴は
即効性はないが、持続的に作用するという点です。
貼り薬=痛み止めのようなもの と考えて
調子が良いからといって、自己判断での中止は非常に危険です。
医師の指示を守ってしっかり使用するようにしてください。
貼り薬での基本的な注意は
・粘膜や傷口、湿疹などのあるところには貼らない
・汗や水をふきとってから使用する
・かぶれることがあるので、貼る場所をずらす
などです。
これから、汗をかく時期ですね!
貼り薬を使用しているとかぶれやすい時期になります。
かぶれや、痒み、赤くなっているなどあれば相談してください。
それではGW後半戦、楽しんでお過ごしください。
カイセイ薬局 高知店 営業日
5/3土曜日 9:00~18:00
5/4日曜日 休日
5/5月曜日 9:00~18:00
5/6火曜日 休日
5/7水曜日から通常営業
2014/05/03(土) 08:10