kataoka's blog

2013年8月

薬はいつ効く?

もうすぐ、夏休み終わりますね...

子供はうれしいけど

大人は結構大変な夏休み

今思うとあの時間、もう少し有効に使えてたらな...って思います。

子供の時が懐かしいです(笑)

 

今回は『薬の効果いつごろ?』

薬1つ1つで薬の効果が出てくる時間は様々です。

あくまで目安ですが、薬は服用開始して30分~60分前後で効果は出てきます。

 

もちろん個人差はあります。

例えばその日に食べた食事、体調などによって変化もします。

 

そして同じ成分であっても剤形が違うと効果の出が変わってきたりもします。

例えば...ボルタレン

ボルタレンは炎症を抑えたり、痛みを抑えてくれる薬です。

ボルタレン錠25㎎とボルタレンSRカプセル37.5㎎の違いを簡単に少しだけ

 

効果が最大に出る時間〈薬が体内に入って濃度が一番高くなる時間〉は

ボルタレン錠25㎎        平均3時間前後

ボルタレンSRカプセル37.5㎎ 平均7時間前後

と違いがあるのです。

 

この違いが何を生むかと言うと

ボルタレン錠25㎎はより早く効果を実感できるということです。

ボルタレンSR37.5㎎はより長く効果を実感できるということです。

 

なので

痛む時、すぐに飲みたい場合=ボルタレン錠

慢性的な痛みの治療=ボルタレンSRカプセル

が選択されることが多いです。

 

いつも飲んでる薬

いつまで効果が続いて、いつ頃一番効果を感じる。

薬剤師さんに1回聞いてみては?

 

2013/08/26(月) 08:33

薬の種類

今日は薬の形の種類について

薬は大きくわけて、内服剤、外用剤、注射剤に分かれます。

 

内服剤...口から使用する薬のこと

外用剤...皮膚などに塗ったり、貼ったりする薬のこと

注射剤...皮内や皮下、血管などに直接入れる薬のこと

 

では更にもう少しだけ詳しく分けて見ます。

散剤・細粒剤...粉の薬。効果を早くきかせたかったり、錠剤が飲めない高齢者や小児に適しています。

 

顆粒剤...粉の薬だけど、粉の薬よりも飲みやすく細かい細粒にコーティングしたものです。苦味を抑えてくれたりするので粉薬よりも飲みやすいです。

 

錠剤...一番有名。薬を圧縮して、一定の形にしたものです。飲みやすいように糖でコーティングした糖衣錠や、腸で溶けるようにした腸溶錠や、吸収をすばやくするための舌下錠、逆に効果をゆっくりさせるための徐放錠などもあります。

 

カプセル剤...一般的にゼラチンで作られたカプセルに薬を詰めたもの。水なしで飲むと喉にひっかかって炎症してしまうこともあるので少し多めの水で飲むようにしてください。

 

液剤・シロップ剤...液体の薬。薬の成分が液体に溶けているため、錠剤などに比べると効果が早いです。主に小児に使用されます。

 

チュアブル錠...噛み砕いて飲む薬。水なしで飲める薬もあります。

 

次は外用剤

軟膏剤・クリーム剤 ...軟膏や、クリーム、ローションなど皮膚から薬を吸収して効果を発揮します。塗り薬ですが、効果の強い塗り薬もあるので医師の指示にしっかりしたがって使用してください。

 

貼付剤...皮膚に貼る薬。痛み止めのシップなどがそうです。貼った部位から薬が吸収され、一定の時間、効果が持続します。薬によって効果の時間が違うので何時間ぐらい効果があるのかを確認して使用してください。        

 

坐剤...お尻から入れる薬。座って飲む薬ではないので注意。体温で溶けるように作られており、直腸から体に吸収されます。錠剤に比べると、胃腸などへの負担が少なく、効果が早いのが特徴。高熱や痛みがひどい時の坐薬でおなじみ。

 

点眼剤...目に直接点眼する薬。最近ではドライアイや、花粉症の方などは良く使うのではないでしょうか。基本は1回1滴で点眼、1分ほど点眼後は目を閉じるか目頭を押さえるようにしてください。2種類以上の点眼薬を使用する場合は5分以上間隔をあけて使用してください。点眼の際、まつげや、目に目薬の先が触れると点眼薬自体が雑菌などで汚染される可能ががあるので注意してください。

 

吸入薬...粉末や液体状にした薬剤を口から吸い込む薬です。吸入する回数など医師の指示をしっかり守ることが大事です。吸入後うがいが必要な薬もあるので注意してください。

 

他には鼻に使う薬や注射薬などなど...

最近ではフィルム剤なども出てきているようで多種にわたる薬の剤形が存在します。

 

もし、『いつももらってる粉薬、飲みにくくて錠剤がいいんだけど』

とかあれば医師や薬剤師に聞いてみてはどうでしょうか?

実は同じ薬で剤形が違う薬がある !なんてこともあるのです。

 

薬の形のせいで飲みにくいということがあれば相談してください。

2013/08/19(月) 20:28

薬と食事

まだまだ暑いですね...

皆様、本当に脱水注意してください。

高知は今日41℃記録したらしいです。

長時間の外出の際は水分補給ですよ!!

 

今回は『薬と食事』

皆さん、薬っていつ飲んでます?

実は以外といろいろあるんです。

ちょっと例に挙げますね。

 

・食前

食事の前に飲むことです。だいたい食事の30分ぐらい前を目安にして飲んでください。

 

・食直前

食事のすぐ前に飲むことです。食事の10分ぐらい前を目安にして飲んでください。

(5分前に服用したものが良い薬もあるので薬剤師さんに確認しましょう。)

 

・食後

食後に飲むこと。一番聞いたことがあるのではないでしょうか?

食後、30分以内を目安に飲んでください。

 

・食直後

食後すぐに飲むこと。あまり聞きなれないでしょうか?

多くの薬は食後の指示ですが、食直後の方が吸収などの面で良い薬もあります。

 

・食間

食事と食事の間に飲むことです。食後2時間後を目安に飲んでください。

注意!食事中ではないので気をつけてください。

 

・頓服薬

痛い時や、動悸時など症状が出たときに飲む薬です。

もらう際は飲む時間の間隔や1日何回まで飲んでいいか?

など医師や薬剤師さんに確認しておいた方が良いです。

 

いろんな飲み方があるわけですが

皆さんは薬もらう際に薬剤師さんに

薬の飲み方が何故その飲み方なのか聞いたことありますか?

実は理由があることもあるのです。

 

食事の前と食事の後では薬の効果に差が出たり

ほんとは食事は摂らなくても薬は服用しても良かったり

もし気になる方はぜひ薬剤師さんに聞いてみて下さい。 

 

2013/08/12(月) 15:35

薬の期限

まだまだ暑いですが

いつの間にかトンボの数が増えて気がします。

あっという間に秋来ちゃいますね。

暦上では8/7で立秋ですから。

 

 

今日は『薬の期限』について

皆さんが飲んでいる薬、口に入れる薬

もちろん、湿布などの体に直接貼る薬

全ての薬に『使用期限』が設けられています。

 

病院で処方され、調剤薬局でもらった薬であれば

薬を処方された日数が使用期限となっています。

それは医師がそれぞれの患者さんの症状や体質などに合わせて処方しているからです。

 

ただし頓服で、状態に合わせて服用していいと言われている場合は

粉薬:3~6ヶ月

カプセル・錠剤・軟膏・坐薬など:6ヶ月~1年

目薬:約1ヶ月

液剤:服用期間を過ぎて残っていれば処分。基本、保管しない。

を大体の目安に思ってください。

 

もちろん、保管状況も大事になってきます。

一番注意することは

高温・多湿・直射日光を避けること

薬は温度・湿度・光によって品質が落ちることがあるので

保管状況は非常に大事になってきます。

 

薬をもらう際に

・冷蔵庫で保管

・光を避けて保管

・水気の多いところを避けて保管

と特別に言われる薬は特に注意してください。

 

今回書かせていただいたことは

あくまで基本的なことなので

もし手元に薬が残っている場合は

もらった薬局に問い合わせるか・処分することをお勧めします。

 

あ!!

ちなみに処方せんの期限

何らかの理由がない限り

もらった当日を入れて4日間になってます。

 

もうすぐ夏休みの医療機関もあるのでご注意を。


 

2013/08/05(月) 08:49