kataoka's blog

2013年11月

『寒さ』と血圧

いや~、ほんとに寒くなりましたね。

もう冬です。

路上が凍ったりして転倒する時期なので

朝は時間に余裕を持って行動してください。

 

さて今回は『寒さ』と血圧

寒くなると血圧はどんなに変わるのでしょうか。

 

なぜだか寒くなると血圧高くなってきてませんか?

そう!

『寒さ』で血圧の変動が激しくなってきてるのです。

 

<理由>

通常、人の体は『寒さ』を感じると

体から熱を出さないように働きます。

その時に血管を収縮するように働きかけてしまうため

血管が収縮=血圧が上がりやすくなってしまうのです。

 

<対策>

急激な温度差をなるべく感じないようにすれば

血圧の変動も少なくなるので

しっかり体温を保持できる衣服を着たり

家の中の温度管理をしっかりしておけば防ぐことができます。

 

また寒さは『体の痛み』にも

影響を与えます。

『寒さ』は神経を過敏にし、筋肉を収縮させ

血流を悪くしてしまうからです。

なので暖かい格好準備体操がより大事になってきます。

 

すると冬場は『寒さ』により

体が痛くて、運動をしなくなり...

更に血圧が高くなり...

そして春には薬が増えてしまうという悪循環になってしまうわけです。

 

冬は美味しい食べ物も多く

楽しいイベントもたくさんあります。

でも体が元気でなくては

楽しくないですよね?

 

急激な温度差に注意するのはもちろん

運動・食事に注意して楽しい冬をお過ごし下さい。

2013/11/25(月) 08:25

メタボリックシンドローム

ほんと急に冷えてきてますね...

通勤中の影の長さがえらく長くなったな~

と思う今日この頃です。

 

 

さて、今回は『メタボリックシンドローム』

通称『メタボ』ですね。

 

一時すごく耳にした言葉ではありませんか?

最近は盛り下がっているように思えますが

ご自身の健康基準としては非常に良い評価なので

知っておいて損はないはずです。

 

●メタボリックシンドロームとは?

内臓脂肪型肥満に加えて

高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上をあわせもった状態のこと。

※内臓脂肪型肥満...おなかの内臓にまわりに脂肪がたまるタイプの肥満

 

●なぜメタボリックシンドロームはいけないの?

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満をベースに高血糖、高血圧、脂肪異常が

複数重なることによって、動脈硬化を起こし、心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気の

危険性が急激に高まってしまうからです。

 

●私はメタボリックシンドローム?

メタボリックシンドロームの診断目安は

腹囲(立った姿勢で、息を吐いて、へその高さで測定を)

男性:85cm以上

女性:90cm以上

 

腹囲に加えて下記の2項目以上の項目が当てはまれば

メタボリックシンドロームと診断されます。

高血糖(空腹時血糖値 110mg/dL以上)

高血圧(最高血圧 130mmHg以上

      最低血圧 85mmHg以上 のいずれかもしくは両方)

脂質異常(中性脂肪 150mg/dL以上

       HDLコレステロール 40mg/dL未満  のいずれかもしくは両方)

 

ちなみに私は『メタボ』ではありません。

多少体型は崩れはじめてきましたが...(笑) 

 

●メタボリックシンドロームに改善するには

運動、食事、禁煙、そして最後に薬です

 

これから寒くなって、運動、食事のバランスが崩れる時期です。

冬を越えた時に余分な内臓脂肪を増やさないように気をつけてください。

 

2013/11/18(月) 08:06

薬の保管

11月ですね~

もうすぐ年末、早いです...

年末はいろいろ忙しく苦手です(笑)

 

さて、今回は『薬の保管』について

皆さん、いつも飲んでる薬どこにしまってありますか?

・カンカン(お菓子の缶とか)

・冷蔵庫

・貰った薬の袋の中

など、いろいろな方法がありますが

間違った保管してませんか?

 

<管理のポイント>

①温度

薬は室温保存、冷所保存のどちらかで保管してください。

室温保存...1~30℃ ほとんどの薬がこれ

冷所保存...15℃以下※

※凍結を避けることが大事なのでくれぐれも冷凍庫には入れないように

水剤や、坐薬、目薬、注射剤などは

保管の方法が冷所保存だったりするので注意してください。

 

②湿度

薬は吸湿性があるので

薬のシート(アルミのシート)などから出した状態では薬の効果が失われやすくなります。

(以前にお話した一包化の状態も湿気に注意すべきなので乾燥剤などはあったほうが良いです)

 

③光

薬の中には光によって効果が弱くなる薬もあります。

太陽が直接あたるような場所は温度も上がって、光も浴びるのでよくないので避けてください、

 

この3つのポイントが主です。

この3つを満たすと冷蔵庫がうかびませんか?

ただ冷蔵庫から取り出す時、温度差によって結露がついてしまい

逆に湿気てしまうこともあるので注意が必要です。

 

通常の薬であれば

個人的なお勧めは

「食べ終わったお菓子などの大きいカンカンの箱」です。

日光の直接当たらない、涼しいところに、中に乾燥剤を入れて保管してください

 

★その他の注意★

・子供の手の届かない場所に保管する

・薬のもらった日付、説明書は一緒に保管しておく

・いつもらったか分からない薬はなるべく処分する

...など

 

いつも、おおまかな説明で申し訳ないです。

もう少し踏み込んだ管理はいつもの薬剤師さんに聞いてみて下さい。

 

2013/11/11(月) 08:25

薬はやっぱり水で

すっかり秋ですね。

今日は通勤途中に紅葉が道路に落ちていたので

いよいよ冬も近づいてきたな...と感じる今日この頃です。

 

さて今回は『薬はやっぱり水で』

皆さん、薬を飲む時は何で飲みますか?

牛乳?お茶?コーヒー?

もしかしてお酒?

薬剤師の人に聞いてみてください。

たいがい『薬はやっぱり水で』と言われると思います。

 

なぜ水のほうが良いのでしょうか?

今回はそれを少しだけ説明します。

 

・牛乳で飲む

牛乳には「カルシウム」が多く含まれるため

このカルシウムと相性の悪い薬は一緒に服用しないほうが良いと言わています。

<例>

一部の抗生物質(カルシウムと薬がくっついてしまい体に吸収されなくなってしまいます)

...など

ただ間隔を2時間ほどあければ問題はないとされています。

 

さらに牛乳はアルカリ性なので

これが胃酸を中和してしまうことで薬が腸に達する前に効果を失ってしまいます。

<例>

コーラックなどの市販の便秘薬(胃で溶けてしまい効果減弱)

...など

薬の説明書を読んでみて牛乳は避けるように書かれてあれば避けること。

 

 

・お茶で飲む

お茶に多く含まれる「タンニン」が相性が悪い薬があるとされていました。

<例>

鉄剤(貧血の際に服用する薬)

が!!

最近では特に気にする必要がないと言われています

ただ、大量に服用すると下記で述べる「カフェイン」の量が増えるので注意です。

 

・コーヒーで飲む

コーヒには「カフェイン」が多く含まれているため注意が必要です。

カフェインは興奮作用症状があると言われており

血管や、気管支、脳に影響があるとされています。

薬と相性が悪いと想像できるのはもちろん、興奮作用と反対の鎮静作用のある薬

などと一緒に飲むと効果が弱くなったり、強くなったりする薬もあり避けたほうが良いです。

<例>

安定剤(鎮静作用をカフェインの興奮作用が打ち消してしまう)

...など

コーヒー止めれない方は量を注意していただくと助かります。

 

・お酒で飲む

お酒はご存知 「アルコール」ですね!

アルコールは肝臓で代謝されなくなっていきます。

休肝日と言われたりしますよね?肝臓なのです。

肝臓?確か「薬の代謝も肝臓だったのでは?」

と思っていただくと話が早いです。

薬は肝臓を通ってなくなっていく仕組みになっています。

薬とお酒が一緒に入ってくると肝臓は上手く薬を体から失くせなくなり

体に薬が残って効果が出すぎます。中には逆に効果が弱まってしまう薬もあります。

<例>

睡眠薬(興奮を抑える効果がアルコールでより過剰にでてしまう)

...など

アルコールに関していえば間違いなく一緒に飲まない方が良いです。

どうしても付き合いで飲まなければいけない時は量を注意してください。

 

 

薬の種類によっては大丈夫であったりするわけですが

初めから水で飲んでおけば何も問題ない。

...ようするに『薬はやっぱり水で』ということです。

いつもこれで飲んでるから大丈夫と思ってる方

これを機に水で飲むことを勧めます。

 

2013/11/04(月) 15:43