kataoka's blog

薬はやっぱり水で

すっかり秋ですね。

今日は通勤途中に紅葉が道路に落ちていたので

いよいよ冬も近づいてきたな...と感じる今日この頃です。

 

さて今回は『薬はやっぱり水で』

皆さん、薬を飲む時は何で飲みますか?

牛乳?お茶?コーヒー?

もしかしてお酒?

薬剤師の人に聞いてみてください。

たいがい『薬はやっぱり水で』と言われると思います。

 

なぜ水のほうが良いのでしょうか?

今回はそれを少しだけ説明します。

 

・牛乳で飲む

牛乳には「カルシウム」が多く含まれるため

このカルシウムと相性の悪い薬は一緒に服用しないほうが良いと言わています。

<例>

一部の抗生物質(カルシウムと薬がくっついてしまい体に吸収されなくなってしまいます)

...など

ただ間隔を2時間ほどあければ問題はないとされています。

 

さらに牛乳はアルカリ性なので

これが胃酸を中和してしまうことで薬が腸に達する前に効果を失ってしまいます。

<例>

コーラックなどの市販の便秘薬(胃で溶けてしまい効果減弱)

...など

薬の説明書を読んでみて牛乳は避けるように書かれてあれば避けること。

 

 

・お茶で飲む

お茶に多く含まれる「タンニン」が相性が悪い薬があるとされていました。

<例>

鉄剤(貧血の際に服用する薬)

が!!

最近では特に気にする必要がないと言われています

ただ、大量に服用すると下記で述べる「カフェイン」の量が増えるので注意です。

 

・コーヒーで飲む

コーヒには「カフェイン」が多く含まれているため注意が必要です。

カフェインは興奮作用症状があると言われており

血管や、気管支、脳に影響があるとされています。

薬と相性が悪いと想像できるのはもちろん、興奮作用と反対の鎮静作用のある薬

などと一緒に飲むと効果が弱くなったり、強くなったりする薬もあり避けたほうが良いです。

<例>

安定剤(鎮静作用をカフェインの興奮作用が打ち消してしまう)

...など

コーヒー止めれない方は量を注意していただくと助かります。

 

・お酒で飲む

お酒はご存知 「アルコール」ですね!

アルコールは肝臓で代謝されなくなっていきます。

休肝日と言われたりしますよね?肝臓なのです。

肝臓?確か「薬の代謝も肝臓だったのでは?」

と思っていただくと話が早いです。

薬は肝臓を通ってなくなっていく仕組みになっています。

薬とお酒が一緒に入ってくると肝臓は上手く薬を体から失くせなくなり

体に薬が残って効果が出すぎます。中には逆に効果が弱まってしまう薬もあります。

<例>

睡眠薬(興奮を抑える効果がアルコールでより過剰にでてしまう)

...など

アルコールに関していえば間違いなく一緒に飲まない方が良いです。

どうしても付き合いで飲まなければいけない時は量を注意してください。

 

 

薬の種類によっては大丈夫であったりするわけですが

初めから水で飲んでおけば何も問題ない。

...ようするに『薬はやっぱり水で』ということです。

いつもこれで飲んでるから大丈夫と思ってる方

これを機に水で飲むことを勧めます。

 

2013/11/04(月) 15:43