kataoka's blog

2017年2月

血サラサラ

おはようございます。

少し春の雰囲気がチラホラ。
私は花粉で目が痒い...。

でも暖かくなると
外で子供と遊べるので良いですよね♪


さて、今回は『血サラサラ』ということで
薬局で『血をさらさらにする薬が出てます』なんて言われたことないですか?

『血サラサラ』ってよく考えてみるとどういうこと?
って思いませんか。

>血サラサラの薬は何故飲まなきゃいけないの?
血の塊、血栓が血管を詰まらせてしまい、脳や心臓、肺などに悪影響を与えてしまうためです。

この血栓には血小板血栓とフィブリン血栓があります。

血小板血栓...動脈のような流れの早い血管で、動脈硬化などの過程で血管が傷つきそれを止血するために血小板がかさぶたのようなものを作るため、それが血管を詰まらせてしまいます。つまりそのような血栓を予防するための抗血小板薬があります。ちなみに動脈硬化が根本にあるため、抗コレステロール薬などを併用することが多いです。

フィブリン血栓...血小板血栓とは逆に静脈のような流れの遅い血管で、できやすい血栓です。そのため、流れが滞ることで血栓ができます。心臓の動きが悪くなってしまい、血液の流れが滞った時に出来やすいとされています。そのような血栓は抗凝固薬で予防します。血小板血栓と違い、流れの遅くなったところで作られる血栓なので、大きく固い血栓ができやすく、脳や心臓に血栓が飛び致命傷になるケースが多いです。


血をサラサラにする薬は上に書いたような血栓を予防するために大きく2つに分けられます。
どちらかだけ飲む場合もありますし、両方の薬を飲む場合もあります。
2種類飲んでるし、1つ辞めても大丈夫だろうなんて勝手に中止しないようにしてください。

血をサラサラにする薬は、サラサラにしてしまうため
出血した場合、血が止まりにくくなります。
なので、出血を伴う、手術や治療を行なう場合には現在服用している薬をお薬手帳などを用いて主治医に確認するようにしてください。


ちなみに、『納豆・青汁・クロレラ』を食べてはいけません。といわれる薬は【ワーファリン】という薬です。
ビタミンKを多く含む食材を取ると効果が減弱するので食べてはいけません。

何か気になることがあればいつもの薬局で聞いてみてください。
2017/02/27(月) 07:52

発表会

今日はまた一段と寒いように感じますね...

どちらかというと夏男なので寒いのは苦手です。
早く、夏が来て欲しい!!!


さて、今回は『発表会』
私のではありません。

我が家の次男の生活発表会に
先週の土曜日に行って来ました。

一年生の長男の2つ下の幼稚園年中さんの次男は
4月は『お兄ちゃんロス』で朝のバス乗り場では元気がなかったようですが
いつの間にかお兄ちゃんがいないことにも慣れてきたようです。

幼稚園でも家でも
元気でニコニコしているので
こちらの気分も明るくしてくれる存在です。

そんな次男
立派に歌に楽器に踊りにときちんとできていました。
本当、見てないところで子供は育っていきますね...。


来年は年長さん。
これからの成長がますます楽しみです。


そういえば
長男に続き、入学予定の我が母校。
次男の学年の予定入学者が

なんと...


4人!
(ちなみに長男は7人)

個人的には家庭教師的な感じで心配はしてないですが
過疎化が進みますね...。
これからの医療が心配です。

2017/02/20(月) 08:26

痒い!!!

アア... 手が動かない...

寒いですね~。

パソコンを打つのも仕事の一つですが
やっぱり寒いと動きがにぶりますね。


さて、今回は『痒い』ですが...
皆さんは寒くなると痒くなりませんか?

あ! 花粉症で目が痒いわけではありません。
肌です。肌!!!

この時期、お子さんやお年寄りなど
皮膚科の受診が増え、軟膏を混ぜるのが増えます。

そもそも、どうして冬になると肌は痒くなるのでしょうか?

通常の皮膚は、皮脂と汗がバリアのように外から受ける刺激を防止してくれています。
しかし、冬のような乾燥した空気ではバリアの機能が上手く働きません。
なので、バリアがない皮膚は刺激を受けやすくなり、服がすれたりするだけで
痒みを感じやすくなったりしてしまいます。


皆さんは
痒いと掻いてしまいませんか?


掻いてしまってる私が言うのもなんですが

【掻いてはダメ】です。


多分、皆さんご存知かと思いますが
掻くと、爪などを皮膚を傷つけてしまい
残っているバリア機能がなくなるだけでなく
傷口から細菌が入ってしまって化膿してしまうということにも繋がってしまいます。

人間の体は修復する機能があるので
皮膚のバリアが壊れると、それを治そうと体はしてくれます。
掻いてもよくはならないのです。

20代前後の若い方であれば
修復機能も高いため、すぐにバリアは治るのですが
年を重ねるごとにその機能が落ちてしまうので
痒みで掻いてしまって肌は掻けば掻くほどどんどん悪化するしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。


つまり!!!

痒みを感じるようになってくれば
皮膚のケアをきちんとしなければ治らない!!!ということです。

冬の期間を乗り切って夏の汗というバリアが出来る時期まで乗り切れば話しは別です。


今は大したことなくても
どんどん悪化する可能性もあります。

早めに治療すれば早く治療することができます。
痒みで悩んでいる方
是非、皮膚科や薬局にいってみてください。

2017/02/13(月) 08:34

ポリファーマシー

少し暖かくなってきましたね。
昨日、ふと梅の花が咲いているのをみかけ
また春が近づいてきてるなあ~と実感しています。


さて、今回は『ポリファーマシー』

皆さん聞いたことありますか?
最近医療業界で耳にする言葉です。

ポリファーマシー:4~6種類以上の薬を飲んでいる状態
       必要以上の薬を飲んで、有害事象が起こってる状態
       などを指します。

少し分かりにくい定義ですが
ようは、必要のない薬を減らしていきましょうという取り組みです。


こんなことはありませんか?
事例1
薬を新しくもらって、薬を飲み始めたら尿の出が悪くなったからまた新しく薬をもらう

このように薬の副作用と思われる症状に更に薬を増やすという事例もあります。

またこんなことありませんか?
事例2
体調が悪くて、病院に受診した。
医師に大丈夫と言われたが
『せっかく病院にかかったのだから薬が欲しい!!』なんて言ってもらって帰る

本来必要のない薬を飲んでしまうという事例もあります。


これは個人的な意見ですが
【薬は飲まないにこしたことはない】
私はそう思っています。

病気で薬が処方されたらもちろん飲みます。
しかし、その薬をきちんと飲まないと薬の効果を見ることができません。
医師は、処方された薬はきちんと飲んでくれた
と思っています。飲めていないのであれば、きちんと医師に伝えなくてはいけません。

よく『医師に怒られるから言わない』という方もいらっしゃいますが
これは本当にその患者さんのためになっているのでしょうか?
もちろん、怒られるかもしれませんが
医師は薬を飲んでいて今の状態だなと判断しているのに
実は薬は飲まなくても状態は安定してる。
ではその処方された薬は必要なのでしょうか?


不必要な薬はもらわないように
・できるだけ少ない医療機関に絞る
・お薬手帳を活用する
・処方された薬はきちんと飲む
ということを実践してみてください。

残薬についても相談は受けますので
ぜひ、薬のことで困っていることがあれば医師、薬剤師に相談してください。
2017/02/06(月) 07:57