ポリファーマシー
少し暖かくなってきましたね。
昨日、ふと梅の花が咲いているのをみかけ
また春が近づいてきてるなあ~と実感しています。
さて、今回は『ポリファーマシー』
皆さん聞いたことありますか?
最近医療業界で耳にする言葉です。
ポリファーマシー:4~6種類以上の薬を飲んでいる状態
必要以上の薬を飲んで、有害事象が起こってる状態
などを指します。
少し分かりにくい定義ですが
ようは、必要のない薬を減らしていきましょうという取り組みです。
こんなことはありませんか?
事例1
薬を新しくもらって、薬を飲み始めたら尿の出が悪くなったからまた新しく薬をもらう
このように薬の副作用と思われる症状に更に薬を増やすという事例もあります。
またこんなことありませんか?
事例2
体調が悪くて、病院に受診した。
医師に大丈夫と言われたが
『せっかく病院にかかったのだから薬が欲しい!!』なんて言ってもらって帰る
本来必要のない薬を飲んでしまうという事例もあります。
これは個人的な意見ですが
【薬は飲まないにこしたことはない】
私はそう思っています。
病気で薬が処方されたらもちろん飲みます。
しかし、その薬をきちんと飲まないと薬の効果を見ることができません。
医師は、処方された薬はきちんと飲んでくれた
と思っています。飲めていないのであれば、きちんと医師に伝えなくてはいけません。
よく『医師に怒られるから言わない』という方もいらっしゃいますが
これは本当にその患者さんのためになっているのでしょうか?
もちろん、怒られるかもしれませんが
医師は薬を飲んでいて今の状態だなと判断しているのに
実は薬は飲まなくても状態は安定してる。
ではその処方された薬は必要なのでしょうか?
不必要な薬はもらわないように
・できるだけ少ない医療機関に絞る
・お薬手帳を活用する
・処方された薬はきちんと飲む
ということを実践してみてください。
残薬についても相談は受けますので
ぜひ、薬のことで困っていることがあれば医師、薬剤師に相談してください。
2017/02/06(月) 07:57