おはようございます。
昨日は、小学校の参観日でした。
7人の1年生。
自分の子以外にも愛着が沸いてしましますね。
元気で、そして自分には思いつかないような発想。
後ろを横目で見ながら
上手く出来たときのあのドヤ顔(笑)
本当、子供の成長は元気の源です。
さて、今日は『ノロウィルス』
インフルエンザウィルスにつづいて有名なウィルスだと思います。
<ノロウィルスの症状>
感染すると、通常1~2日の潜伏期間を経て発症します。
主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱、頭痛などです。
大体症状は2.3日で治まります。
下痢や吐き気症状により脱水症状になるため
体力のない、乳幼児や高齢者には注意が必要です。
<ノロウィルスの感染経路>
ノロウィルスは汚染された水や食べ物はもちろん
感染した人の衣服や触った物品
感染した人の嘔吐物や下痢便などからも感染します。
また嘔吐物や下痢便の処理の仕方を誤ると
乾燥した嘔吐物や下痢便のかけらやほこりなどから空気感染することもあります。
<ノロウィルスの治療法>
ノロウィルスに対して効果のある薬はいまのところありません。
症状に応じて薬が処方されます。
(例えば、下痢であれば整腸剤、発熱・頭痛であれば解熱・鎮痛剤など)
脱水に対しては注意が必要で、点滴や経口補水剤が重要になります。
<嘔吐物・下痢物の処理方法>
嘔吐物や下痢便などには大量のノロウィルスが含まれており
わずかな量のウィルスが体内に入るだけでも感染してしまいます。
ノロウィルスは※塩素系消毒剤でなければ消毒できません。
ノロウィルスによる嘔吐物や下痢便を発見した場合、放置すれば
感染が広がる可能性があるため、速やかに処理をしましょう。
また、嘔吐物や下痢便で汚れた衣服は感染源となるので塩素系消毒剤で
消毒することを忘れないようにしましょう。
※塩素系消毒剤
市販されている塩素系消毒剤(ハイターなど)は5%程度の濃度になっています。
ペットボトルなどで水で薄めてから使用しましょう。
最後に、今回『ノロウィルス』による記事を書かせてもらったのは
震災地域で発生しているという情報を耳にしたからです。
少しでも役に立てばと願っています。
2016/04/25(月) 08:59
この度の震災で被災された皆様
こころよりお見舞い申し上げます。
先日、会社で全体会議が開催され
『やさしさ』というテーマで話し合いがされました。
『やさしさ』...
難しいですね。
自分中心ではなく、相手中心。
利他的な心を持っていないとできないことです。
今回、様々な方が被災地に行き
ボランティアをされているかと思います。
被災された皆様、その『やさしさ』に触れどうか、元気を出してください。
痛みや不眠、我慢してませんか?
医療スタッフさんがいるはずです。
痛みや不眠などは日に日に大きなストレスになり
血圧が上がったりと体調の不良を引き起こすこともあります。
遠慮せず伝えてください。
いつも飲んでる薬
実は飲んでなくて心配になっていませんか?
薬剤師さんがいるはずです。
相談してみてください。
『お薬手帳』お持ちではないですか?
ご自身が飲まれている薬がすぐに把握できるので
相談する場合は、必ず提示してください。
もし、薬に関する情報がなくても大丈夫です。
どんな薬を飲んでいたかを説明してください。
薬の写真を見れば、分かると思う!
なんてことがあれば、薬の画像を判断するアプリもあります。
薬剤師さんが、薬の写真集を持っていたり
インターネット上にも様々な情報があります。
ぜひ、1人で考えずに誰かに相談してみてください。
私にはただ無事を祈ることぐらいしかできることがありませんが
少しでも早く、元の平穏な生活が戻ることを願っています。
2016/04/18(月) 07:53
おはようございます。
いつの間にか葉桜になっちゃいましたね...。
週末、満開ではなかったですが
片岡家は近くの川原に行ってきました。
息子達は、桜なんて見向きもせず
ご飯を食べて遊んでいましたが(笑)
まだ、川の水は冷たいようで
しばらく川で遊んでいると、寒くなった様子で
『帰ろう!もっと暖かくなってからやね!』と
今から夏が楽しみでしかたないようです。
そんな私が住む地域では随分過疎化が進んできたようです。
分かってはいたんですが目の当たりにするといろいろ考えてしまいますね。
実は先日
長男の入学式に参加してきました。
我が母校である小学校
私が通っていたときもけっして多くはなかったのですが
当時、1学年30人のクラスが、いまや10人程度。
新入生は7人という人の少なさに唖然としてしまいました。
少し不安もありますが
当の本人は楽しい様子なので
こういう環境もありかな...と見守っていこうと思います。
日本のあるゆるところで起きている過疎化。
超高齢化社会(5人に1人が65歳以上)と言われるこの時代に
自分達が何ができるかわかりませんが
医療を支える一員として、薬剤師が何か役に立てればな...と
子供達に少しでも明るい未来になっていけば...と
考えています。
2016/04/11(月) 08:27
おはようございます。
すっかり春ですね。
高知は残念なことに雨が続いています。
雨の桜も風情があっていいですけど
やっぱり晴れた日に弁当を持って花見、行きたいですね!
さて、今回は『最高血中濃度』
皆さんは、薬の効果が出てきたな~
と感じるのにどれくらいの時間がかかりますか?
「ん?感じたことがないけど」
とか
「30分ぐらいで感じるな~」
とかいろいろな意見があると思います。
薬は口から、服用した場合
胃や腸などで溶け、吸収され効果が出るまで時間がかかります。
その吸収された薬が、血液中でもっとも濃度が高い時を
『最高血中濃度(Cmax)』と言います。
また最高血中濃度にかかる時間を『最高血中濃度到達時間(Tmax)』と言います。
単純に考えれば
一番薬の効果を感じる時間 というわけです。
もちろん、すぐに効果を感じる痛み止めなどはこの最高血中濃度に達する時間ぐらいに
痛み止めとしての効果を感じるわけです。
あ! あと睡眠薬とかが分かりやすいかもしれません。
抗生物質などに関すれば、菌を殺す時間が必要になるので、最高血中濃度だけではなく
薬の効果持続時間も関係してきます。
ずっと服用することで、血中濃度を維持して効果を発揮する薬もあります。
なので、最高血中濃度と薬の効果はイコールではありません。
ずっと服用する薬の場合は、血中濃度が半分になる時間=『半減期』が重要になります。
これは少し話が長くなるのでまたいずれ...
しかし、頓服で、症状があるときにすぐ飲む薬に関しては
最高血中濃度に達する時間の把握は、薬の効果がでてくるまでの時間
としての参考にはなるので頓服で飲むことが多い薬については知っておきましょう。
今回は少し、説明が難しかったので分かりにくかったかもしれません。
力不足で申し訳ございません。
詳しくはいつも通ってる薬局さんで聞いてみてください。
2016/04/04(月) 08:13