kataoka's blog

最高血中濃度

おはようございます。

すっかり春ですね。
高知は残念なことに雨が続いています。
雨の桜も風情があっていいですけど
やっぱり晴れた日に弁当を持って花見、行きたいですね!


さて、今回は『最高血中濃度』
皆さんは、薬の効果が出てきたな~
と感じるのにどれくらいの時間がかかりますか?

「ん?感じたことがないけど」
とか
「30分ぐらいで感じるな~」
とかいろいろな意見があると思います。

薬は口から、服用した場合
胃や腸などで溶け、吸収され効果が出るまで時間がかかります。
その吸収された薬が、血液中でもっとも濃度が高い時を
『最高血中濃度(Cmax)』と言います。
また最高血中濃度にかかる時間を『最高血中濃度到達時間(Tmax)』と言います。

単純に考えれば
一番薬の効果を感じる時間 というわけです。
もちろん、すぐに効果を感じる痛み止めなどはこの最高血中濃度に達する時間ぐらいに
痛み止めとしての効果を感じるわけです。
あ! あと睡眠薬とかが分かりやすいかもしれません。


抗生物質などに関すれば、菌を殺す時間が必要になるので、最高血中濃度だけではなく
薬の効果持続時間も関係してきます。

ずっと服用することで、血中濃度を維持して効果を発揮する薬もあります。
なので、最高血中濃度と薬の効果はイコールではありません。
ずっと服用する薬の場合は、血中濃度が半分になる時間=『半減期』が重要になります。
これは少し話が長くなるのでまたいずれ...


しかし、頓服で、症状があるときにすぐ飲む薬に関しては
最高血中濃度に達する時間の把握は、薬の効果がでてくるまでの時間
としての参考にはなるので頓服で飲むことが多い薬については知っておきましょう。


今回は少し、説明が難しかったので分かりにくかったかもしれません。
力不足で申し訳ございません。

詳しくはいつも通ってる薬局さんで聞いてみてください。
2016/04/04(月) 08:13