kataoka's blog

脱水って何?

アア~、溶ける...。

夏ですね。
あっという間に8月。
そしてあっという間に年末を迎えそうです。

暑くなれば、暑い⇒汗をかく⇒水分補給をする
これは当たり前ですが
では、なぜ水分がなくなるといけないんでしょうか?
いわゆる、脱水状態って体の中でどんなことが起きているのでしょうか?

今日はそれを少しだけお話していきたいと思います。

そもそも、汗などで出る水分は水...ではないですよね。
一度は舐めたことがあると思いますが、少ししょっぱいと思います。
そもそも体から出る水分には、※電解質も含みます。

※電解質
イオンとも呼ばれ、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。
これらのことを総称してミネラルと呼んでいます。
脱水症予防の飲料水には、ミネラル入りと表示されているものがほとんどです。

この水分と電解質は、生命の維持に重要な役割を果たしています。

体から、水分が減ると血液量が減ってしまいます。
ゴムホースに水を流すイメージをしてもらうと分かりやすいと思いますが
血液量が減るということは、流れる血液量も減るので血管にかかる圧力が減るので血圧が下がります。するといろいろな臓器に運んでいた血液量が減ってしまうので、肝臓や腎臓などの機能が下がってしまいます。つまり、血液量が減ると、体のいろいろな臓器に影響が出てしまいます。

電解質は、体液の濃いところから薄いところへ、そして薄いところから濃いところへ調節すること、つまり浸透圧の調節をしています。他にも神経や筋肉も働いています。
電解質が不足すると、足がつったり、最悪意識を失ってしまうことだってあります。

体の体液はこの水分と電解質でできています。
経口補水液やミネラル入り麦茶などは体液と同じような成分で作られたものです。

なので、長時間野外に出る必要があるときには
電解質が入った飲み薬をとることが必要です。

ただし、糖分を含むような飲料水はカロリーを消費する運動や仕事をする場合は
食事が取れないなどの場合以外で、脱水予防だからといってとりすぎると
血糖値があがってしまうので、注意してください。

まだまだ暑い日が続きます。
適度な水分補給を心がけてすごしてください。
お年寄りや子供は、脱水傾向に自分で気づきにくいです。
周りの方が注意してあげてください。



2017/07/31(月) 09:08