薬の効き目
『ただいま~』
昨日、祖父と祖母との旅行から帰ってきた息子達。
帽子、半袖、半ズボン
子供にとっては、もう夏が始まっているのでしょうか...
暑くなるとますます元気な子供達...
長い夏が始まったようです。
皆さんも、日中は気温が上がる日が続きます。
脱水にはくれぐれも注意して、こまめに水分補給してください。
さて、今回は『薬の効き目』
たしか、数回前、『最高血中濃度』というブログ書いたと思います。
それの延長だと思ってください。
頭が痛い、熱がある などの急性期の症状であれば
『最高血中濃度』が大事になってきますが
高血圧や、高血糖、高脂血症など慢性的な症状であればどうでしょうか?
一時的ではなく、継続して薬の効果を発現しなければなりません。
そういう場合には『血中濃度半減期』が大事になってきます。
通常、体の中に入った薬は、胃や腸などから吸収され血液に入り患部に薬を届けられます。
そして、肝臓などで代謝され、腎臓などを通って排泄されます。
この中で薬の濃度が半分になるまでの時間が『血中濃度半減期』です。
(薬が体から抜けていって、半分の量になるまでの時間)
慢性的な病気の場合、通常毎日薬を服用することになります。
反復して薬を飲むことにより、薬の効果が持続的に発揮されることになります。
これが『定常状態』です。
この『定常状態』になるまでの時間は、『血中濃度半減期』の4~5倍の時間とされています。
『定常状態』になるまでの時間は、薬が持続的に効いている時間として
大事な時間になります。
逆に、薬をやめるときも、薬が完全に体から抜けるまで
『定常時間』にかかる時間がかかります。
副作用などが出て、薬をやめる時、参考になります。
知っておくと便利です。
慢性的な症状で薬を飲んでいる方
持続して薬を飲んでいるからこそ、薬の効果は継続して発現しています。
調子が良いからという理由で、自分自身の判断で薬を中止したり
薬を飲んだり、飲まなかったりすることがないように注意してください。
2016/05/02(月) 08:30