喘息
昨日は公園に行ってきました。
いつの間にか
親がいなくても兄弟2人で
遊べるようになり
『いっしょに行こう』
と誘われなくなってしまい
『寒い...』
時折、吹く北風に
夫婦で小さく丸くなっていました。
走り回る子供達を見ていると
なんだかうらやましい気持ちになり
二人で、意味もなく急な坂を上ったり、下りたりして
身体を温めていました。
やっぱり、動かないとダメですね~。
さて、今回は『喘息』
周りで、喘息持ちの方いませんか?
実は私の父も少し喘息持ち
風邪っぽくなると喘息のような症状が出始める感じです。
喘息は気管支の粘膜に炎症が生じ、気管支が浮腫んだり、気管支の壁が収縮したりして
気管支が細くなり、息がしにくくなってしまう状態です。
最近では、タバコの吸いすぎによる『COPD』と言われる慢性閉塞肺疾患と言われる
病気もあるので、タバコを日常的に吸っていて喘息のような症状がある方は
一度、病院を受診されるほうが良いと思います。
そんな喘息の治療ですが、いくつか種類があります。
・吸入ステロイド薬
・長時間作用型β2刺激薬
・吸入ステロイド薬+長時間作用型β2刺激薬
・長時間作用性抗コリン薬
・短時間作用性β2刺激薬
・長時間作用性β2刺激薬
などなど
おおまかに言うと
吸入ステロイドは気管支の炎症を抑える薬。
β2刺激薬と抗コリン薬は気管支を広げる薬。 です。
更に
吸入ステロイドと長時間作用する薬は予防
短時間作用する薬は発作時
という風に使い分けがされています。
喘息は、吸入治療がベースになるので
吸入器の使用方法が大事になってきます。
吸入器の使用方法が分からない場合は、医師、薬剤師に相談しましょう。
治療薬の中で一番、どの薬が効果を感じやすいと思いますか?
正解は
短時間作用性β2刺激薬です。
喘息発作時に大活躍する短時間作用性β2刺激薬ですが
あくまで、発作時の症状を抑える薬なのです。
効果を感じるからと言って予防薬の吸入器を使わずに
発作時の吸入器を使っていると、発作時の吸入器では処置が間に合わないという
事もあるので、予防薬として吸入器を処方されている患者さんは
予防の吸入器をきちんと使うようにしてください。
最近は、いろいろな種類の吸入器が発売されているので
もし使いにくい吸入器だな~ とか
吸入器使ってるけど、何で使っているのか知りたいな~ とか
ありましたら、ぜひいつもの薬局の薬剤師さんに相談してみてください。
2016/02/08(月) 08:23