降圧薬
寒くなってきましたね~。
昼間は結構暖かいのに...
昨日、息子達は雨上がりの公園を
自転車で颯爽と走り抜けていました。
そんな中、私はぬかるんだ地面に滑り
こけそうになる...
なんともまあ、残念な。
でも安心してください、受身まだ取れましたから(笑)
さあ、今回は「降圧薬」
その話しの前に基礎知識として
家庭血圧(家で計る血圧)が
若年・中年・前期高齢者であれば135/85mmHg未満
後期高齢者であれば145/85mmHg未満
に抑えることが目標とされています。
血圧が高いと心臓や脳、腎臓などのいろいろな臓器に影響を及ぼすので
血圧が高いと言われた方は、絶対に放置しないようにしましょう。
生活習慣が乱れている方は、まずは生活習慣の改善をしてください。
それでも血圧が下がらない場合、「降圧薬」を飲むことになります。
私はいつも血管をゴムホースで説明するのですが
新品のゴムホース、これはピチピチの若い人の血管です。
生活習慣の乱れなどで、汚れた血液が長い時間流れることで
血管は固くなり、少しずつボロボロになっていきます。
そして血圧は高くなるのです。
そんな血管の中の、血液量を減らしたり、血管を広げたりすることで
血管にかかる圧力は減り、血圧を下げることができるのです。
なので「降圧薬」は
・利尿剤...尿を出して、水分を出し、血液量を減らして血圧を下げる
・Ca拮抗薬...血管に作用して、血管を広げて血圧を下げる
・ACE阻害薬(アンジオテンシンⅡ阻害薬)...血圧を上げる物質、アンジオテンシンⅡを作らないようにして血圧を下げる
・ARB...アンジオテンシンⅡの作用を下げて血圧を下げます。
・β阻害薬...心臓の負担を下げて血圧を下げます。
などの種類が上げられます。
最近はCa阻害薬やARBと言った種類が人気のようです。
降圧薬はあくまで血圧を抑える薬で
血管の状態を改善したりする薬ではありません。
生活習慣の改善が一番の薬です。
薬を飲んでいて安定してるからと言って油断しないようにしましょう。
2015/11/16(月) 08:33