kataoka's blog

薬とお金

ムンとしてますね。
湿度が高いこの時期は何をするにも
やる気が出ない...
なんて私だけでしょうか。

これから暑くなるこの時期に
動かず体力を低下させると夏バテしてしまいます。

少しでも良いので
日常に運動を取り入れてみてください。


さて、今回は「薬とお金」
皆さんは薬局などで薬をもらう時
お金払いますよね?

調剤薬局で負担している金額は
調剤技術料+薬の管理料+薬剤料で合計されます。

調剤技術料は
薬局としての機能を整えたことや
薬を揃えたり、1回分ずつパックしたり(一包化)、水や粉、軟膏を混ぜたりすることに対してのお金

薬の管理料は
同じ薬を2種類飲んでないかや飲み合わせをチェックすることや
アレルギーや妊娠、副作用などの情報を管理することに対するお金

薬剤料は
薬そのものに対するお金

です。
ちなみに、これらの金額は国が決めるため
薬局個別に決めているわけではありません。


これからの合計を10割として
ほとんどの人が3割分を負担金として自分で支払い
残りの7割を保険で支払うことになります。

医療費は高年齢化や最新の治療などによって
ドンドン拡大していっています。

それにより、国が財源を確保できなくなってきてるので
医療費を削減できるように国が働きかけているわけです。


薬局に影響があるものとしては
後発医薬品(ジェネリック医薬品)です。

同じ効果で安い薬。

単純に医療費を抑えるには一番効果のある方法ですよね。


自己負担は人によりまちまちで
3割や2割、1割、また0割だったりします。

残りの負担が、医療費として拡大し
それがこれからの子供達に負担がかかると思うと
やっぱり後発医薬品(ジェネリック医薬品)も使わないとな~とシミジミ思ってしまいます。


ただ、心配なのは新薬開発です。

実は先発医薬品会社が新薬を作り
その特許が切れると後発医薬品が作られる。

先発医薬品会社は薬が売れて利益を出し
その利益で新しい薬を開発します。

後発医薬品が使われる⇒先発医薬品は使われない
⇒先発医薬品会社の利益が出ない⇒新薬がなかなか開発されない

そんな側面もあることを忘れないでください。


今回は「薬とお金」について書きました。
薬局で支払うお金、高いな~なんて
思ってらっしゃる方いましたら、いつもの薬剤師さんに相談してみてください。


2015/06/22(月) 08:48