残薬
今年は雨、多いですね。
毎週、川に遊びにいく予定が...
川の増水でなかなか遊びに行けず。
もう少し日焼けする予定だったのですが
少しだけ焼けた肌も、秋ごろには白く戻りそうです(笑)
昨日は、休みだったので
久しぶりに研修会に参加してきました。
今回は『薬の飲み残し、残薬について』
以前にもお話ししましたが
今年の4月から、調剤薬局では
来局時に残薬確認をすることになっています。
そもそも何故、残薬確認をすることになったのか?
少し前に発表された結果によると
各家庭などにある飲み忘れ等の年間薬剤費の予想
=約500億円
すごい金額ですよね。
これが薬剤師等が関与することで約400億円改善されると言われたからなのです。
もちろん医療費削減だけが目的ではありません。
薬が余っているということが、きちんと飲めていないと言う事。
薬をきちんと飲めていないせいで、体調が逆に悪くなることだってあるのです。
きちんと薬を服用してないけど体調がいいから!
...なんて方いらっしゃいませんか?
医師は『処方された薬はきちんと飲めている』という考えのもと
薬を減らしたり、増やしたりと判断しています。
きちんと飲んでいなけれえば、医師の判断と実際の状況にズレが起きてしまい
本当に飲むべき薬が、分からなくなってしまいます。
※天災などが心配で予備に置いてある場合はかまいません。
予備に置いてある分が、薬が変更になったり、期限がきれたりしてないか
定期的な整理はしっかりしておいてください。
なので、調剤薬局では
残った薬、残薬を確認して
・必要のない薬は削除する
・余っている薬は調節する
・いろんなところでもらっている薬を整理する(期限・飲み合わせなど)
・残っている薬が何故飲めないのか、一緒に考える
・どうすれば、きちんと薬が飲めるようになるか、一緒に考える
という活動をしているわけです。
中でも
・どうして薬が飲めていないのか?
・さらにどうすれば、きちんと飲めるのか?
という点は、非常に大事です。
私たち薬剤師も、何かあなたのお役に立ちたいと願っています。
もし
・そういえば薬余っているな...
・実はその薬は怖くて全然飲んでない...
などでお困りであれば、いつもの薬局の薬剤師さんに相談してみてください。
もちろん病院で直接相談してもらってもかまいません。
高知県では
県薬剤師会と徳島文理大学との協力で
10/1~12/31の3ヶ月間
各薬局で『薬の飲み残し状況調査』を行います。
お声かけさせてもらうこともあると思います。
ご協力よろしくお願いします。
2014/08/18(月) 08:10