harimoto's blog

2008年1月

喜寿の会

先日、ある先生の「喜寿の齢まで生きている自信がないので繰り上げ喜寿の会」に出席させていただきました。

この会の名前を見たとき、頭の中は???がいっぱいになりました。
何か大変なご病気なのか...?しかし見た目はいたってお元気そうだし...?
単にせっかちな性格でいらっしゃるのか...?この線はあるかも...?
と頭の中をいろいろな想像が(・・?
その理由は最後の最後に知ることができました。

会は100人近い招待客の中、楽しいトークショーで幕をあけ、ミニライブではあのねのねの原田伸郎さんの歌声を聴き、おいしい料理に満足し、そして 最後に愛娘からのプレゼント♪

そのプレゼントは写真立てがふたつ。
ひとつは先生のご両親の若いときの写真と先生の幼い頃の写真が。
これは先生がこの世に誕生したときのことを忘れないように...と。
もうひとつはお母様の遺影と片側は何もないまま。
愛娘からのコメントは「最近、喜寿まで生きていられるかなぁという父に...、そんなに心配であれば、今の写真をこの空いたところに入れてください。そして無 事に喜寿まで生きていられたら、その時の写真に入れ替えてください。そして、あなたがもし本当に亡くなってしまったら、私たち家族が責任を持って、あなた の遺影に入れ替えます。そしてこのふたつ目の写真立てが完成します。」というものでした。

私はこの娘さんからのコメントを聞き、ユーモアの中に心温まるメッセージを感じ、ジーンと胸が熱くなりました。
そのあとの先生からのお礼の言葉では「ありがとう...」がやっとの、声にならない感無量の表情でした。
思わず、その表情に涙があふれそうに...。

暖かい家族、参加されていた方々の顔ぶれをみて、先生のこれまでの生き様を私なりに想像し、
尊敬の念でいっぱいになりました。

一期一会、今を精一杯生きた者だけに与えられる最高の贈り物だと...。
私も先生のような人生が送れるように日々に感謝し、出会いを大切に生きていきたいと思いました。

本当に素敵な「喜寿の齢まで生きている自信がないので繰り上げ喜寿の会」でした(*^_^*)

2008/01/24(木) 17:41

今年もよろしくお願い致します。

2008年の幕開けです!
といっても年々、年末年始の季節感が薄れているように感じるのは、私だけでしょうか...。

小さい頃、お正月はどこに行ってもお店が閉まっていて、お年玉を使いたくても使うところがなく、
じーっと、ただひたすらおせち料理を食べていた記憶があります。
行くところと言えば、おばあちゃんの家か親戚の家...。で食べるのはおせち...。

ところが最近は、スーパーでも元日から開いていて、お正月だからと手に入らないものがないですよね。
本当に便利になりました。
いつの頃からか、お正月はおせちではなく、焼肉になったのは我が家だけでしょうか?

お店だけではなく、情報が溢れてきたのもここ最近のように感じます。
便利に...もっと便利に...気がつくとその情報やモノに踊らされ、古き良き(不便なもの?)モノ離れが
進んでいるような...。
そんな不安を感じているとき、「五感を刺激し、モノから発想」という記事に出会いました。
サラリーマンに田舎暮らしを...という内容なんですが、現在のような溢れる情報の中、じーっとしていれば、便利に安全に暮らせる...今のサラリーマンは変化を 望まず!志向になっているようです。
田舎での生活は、田んぼに入れが足が沈む。石ころでは注意しないとつまずく。舗装された道ばかり歩いていると、感覚が怠けます。自然に触れると、眠ってい た感覚が動くようになる。
あふれる情報に振り回されずに、現実のモノを中心に考えて行動しなさい。田舎住まいはそのひとつのきっかけでです。

腹に落ちた記事でした。

私自身、安定を望んでいないわけではありません。
安定を求めるからこそ、変化を起こし続ける必要があるのだと感じています。
ただ、情報化社会(仮想現実の社会)に完全に飲み込まれている一人であると実感しました。

今年一年、現実にあるモノを大切にし、五感を刺激することで、変化(成長)への発想が豊かなものでありたいと思います。

2008/01/09(水) 11:40