100歳のお誕生日！
先日、2月15日月曜日、私の大好きな祖母が、100歳を迎えました。
残念ながら、病院のベッドでのお誕生日のお祝いになりましたが、気持ちは元気です！
本人は、100歳だからと言って、特別嬉しいとかはないそうです。
長く生きたな～と、どこか寂しそうにも見えました。
家族であっても、おばあちゃんの本当の気持ちに寄り添うのは、難しいことなのだと実感しました。
自分の身内が、100歳の誕生日を迎えたことをどこか誇らしげに思っていますが、
それは、私が頑張ったのではなく、おばあちゃんが頑張った結果。
腹八分目、自分のことは自分でする、できるだけ歩く、ご近所付き合いを大切にする、そんなことを
ずーっと続けてきたおばあちゃん。
病室にいくと、迷惑かけるなぁ。お金は足りてるか？忙しいのに、そんなにこんでええで。と言います。
最後のこんでええで。は、きっと本音ではないと思いますが...。
仕事を持ち、家庭があると、ずーっと、おばあちゃんのそばについていることはできません。
しかも、自分の都合でしか、お見舞いにも行けません。
自分のタイミングで、おばあちゃんが喜びそうなものを想像して持っていきますが、そこにおばあちゃんの意志はありません。
もしかしたら、今は眠りたかったのかも？今は甘いものよりたこやきが良かったかも？
でも、おばあちゃんは、いつもありがとうと言って、文句を言いません。
介護って...。
頭で分かっている介護と体と心で感じる介護は、違います。
お年寄りに対する虐待のニュースに心が痛みます。
医療人として、身近な患者さんや地域の方々に何ができるのか？
いや！医療人として、患者さんや地域の方々が、調剤薬局、薬剤師に何を望んでいるのかを知ることが大切。
少しでも、患者さんや地域の方々の気持ちに寄り添えるような医療人になりたいと思います。
2016/02/18(木) 09:00
