harimoto's blog

2009年10月

苦のあとには楽来たり!

お久しぶりです。

最近、実感したお話をひとつ。

実は私くし、今年の4月から開発課の仕事をさせていただいています。
開発の仕事は、基本、営業職です。
既存の取引先の方とお話をすることも多いのですが、新規で全く知らない病院や医院に営業に行くこともしばしば...。

ある日、奈良へ営業に行ったときのことですが、その日はかなり暑く、駅から歩いて20分ぐらいの1件目の医院へ到着。到着時刻11時50分。受付で 先生への面談をお願いしたのですが、
「アポイントが無ければ、お通しすることは出来ません。」と断られ、
「せめてお名刺だけでも...今日、ここで、次ぎのアポイントを取らせていただけないでしょうか?」と食い下がったのですが、結局、次ぎのアポイントを取らせ ていただくことも出来ず、医院を後に。
時間は11時55分。

12時30分に午前診の終了する医院に移動することに。
(ドクターに面談できる時間は限られていて、午前診の後のタイミングが一番ベストなんです)
先の医院から、次ぎの医院まではタクシーで移動すれば、15分ぐらいの距離。
これなら間に合うぞ!と思い、タクシーを探しながら、目的の医院方向に歩き始めました。

しかし!!タクシーが走っていないんです!!
大阪での生活が長い私にとって、タクシーが捕まらないなんて、想像もしていなかったので、
「うそやろ~うそやろ~」と心の中で何度も繰り返しながら、一方で、「これ、もしかしたら間に合わん?」
と思い、いつしか足早に...。
結局、タクシーを捕まえることは出来ず、暑い中、歩く(走る?)こと40分。
次ぎの医院に到着した時には、汗でビショビショ、息は荒く、ヒールの踵はゴムが磨り減り中の金具が顔を出し、カンカンうるさく(女性の方には状況が分かっ ていただけると思うのですが...(+_+))もう大変!
時間は12時35分。
「お願い!ドアが開きますように!」と願いつつ、ドアを開けると開きました!!
※診察が早く終わる医院は午前診の終了時刻と同時にドアに鍵が掛かる医院も多いのです...
第一関門突破!
受付で、先生への面談をお願いすると、快く「少々お待ちください。先生に聞いて参ります。」と対応していただき、さらに、飛び込みにも関わらす、先生と直 接お会いすることが出来ました。

先生とのお話は、なんと2時間半にも及びました。
私の話をとても興味深く聞いてくださって、いろいろと質問もしてくださいました。
今も、先生とは定期的にいろいろなお話をさせていただいています。

振り返って思うんです。
1件目の訪問先で、受付で断られ、やる気を失いかけた時、そこで帰ることもできた...。
タクシーが捕まらない時点であきらめることもできた...。
12時30分には、絶対間に合わない!と思った時点で走ることをやめることもできた...。
でも、汗だくになろうと、胸元が日焼けしてヒリヒリしようと、ヒールがボロボロになろうと、
あきらめなかった結果、2件目の先生との出会いに繋がったのだと思います。

この医院のスタッフは、私がそんな思いをして、ここに到着をしたことなど知るはずもなく...
でも、本当に丁寧に暖かく、私のことを迎え入れてくださいました。
そして、先生も一生懸命に私の話を聞いてくださいました。
その時の私にとって、どんなにありがたかったことか!
「苦のあとには楽来たり!」

もしかすると今、この文章を読んでくださっている方の中には、そんなことで...と思う方もいるかもしれませんが、営業をしている人間にとっては、こん なことが、とても嬉しく、とても大きな励みになるのです!
これで明日からも、またがんばれるんです。

まだまだ先は長くて遠い営業ですが、一日一日をあきらめないで、次ぎなる素敵な出会い「楽」を求めて「苦」の道のりを楽しみたいと思います。

終わり。

2009/10/08(木) 10:27