仕事の哲学!
恒例の仕事の哲学ご紹介!
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インプットよりアウトプットを意識せよ
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前向きに仕事をしている人ほど、
自分の成長を意識してインプットに励む傾向があります。
異業種交流会や研修などで、他者から刺激を受けて、
「自分も頑張らなくちゃ!」と一念発起するのです。
そんなテンションになった時、多くの人は何をしようと思うか。
十中八九「今年は100冊本を読みます」など読書の目標を掲げるのです。
そんな時、「ちょっと待って」と言いたくなります。
ただ、本を読んでも目的を持って読まなければ、
時間の浪費に終わります。
そういう人は「本を読む」のではなく「本に読まれてしまう」のです。
これまで、多くのビジネスパーソンと接してきましたが、
一ヶ月前に読んだ本について
「どんな本だった?要約して教えて」と訊ねても、
その内容を説明できる人は殆どいません。
1冊の本を読むのに3−4時間ぐらいはかかるでしょう。
100冊で300−400時間。
ところが、その内容がまったく頭の中に残っていないとしたら悲劇です。
研修会でも講演会でも同じ。
自分が聞いた内容をしっかりインプットして血肉化できる人は稀です。
ではどうすればいいのでしょうか。
それは、インプットに費やした時間や労力を無駄にしないために、
「アウトプットを前提に」インプットすることです。
例えば・・・、
・本や研修や講演などは、その骨子をレポートにまとめてみる
・朝会でスピーチのネタに使う
・自分のブログで内容を紹介する
このように、常に目先のアウトプットを意識すれば、
インプットした内容の定着率は飛躍的に向上します。
私の場合は、インプットした内容をメモとしてPCに入力、
ときどきそれらを読み返して記憶の定着を図っています。
何度も何度も自分の頭に叩き込む努力をして、
やっとインプットした内容が自分の知識や見識に変わるのです。
このようなことから、部下を鍛える時には、
インプットの奨励と共にアウトプットを義務付けることをお忘れなく。
以上、いかがでしたか?
私もまさしくインプット派!というか、インプットしたものをうまくアウトプット出来ていないことに反省(-_-;)
「何度も何度も自分の頭に叩き込む努力をして、
やっとインプットした内容が自分の知識や見識に変わるのです。」
この文章は中でも特に納得する一文です。
はじめは、モノマネから入るのだと思います。
心に響く講演を聴き、感動する言葉に出会い、その内容、言葉を真似て自分の口から発することを繰り返すうちに、それは、誰かのモノマネではなく、自分の言葉として発せられる瞬間が来るのだと思います。
これが、自分の知識や見解に変わる、ということではないでしょうか。
今回もとても勉強になりました(*^_^*)