在宅業務って素晴らしい!
こんにちは!ゴールデンウイークも終わり、暑さを感じるようになった今日この頃、
みなさんいかがお過ごしですか?
さて、今日は播本課長のブログにもあった、Rising Action for Stars 2011の中から感じたことをブログに書きたいと思います。
詳細はほとんど播本課長のブログで紹介されていましたが、初めての開催と言うこともあり、実行委員のメンバーは手探りの中、奮闘してくれました。
私もひょんなことから実行委員として参加させてもらったのですが、この開催を通して感じたことはたくさんあったのですが、今日はその中からひとつ紹介したいと思います。
それは・・・「在宅業務って本当に素晴らしい仕事やな!」です。
Rising Action for Stars 2011ではカイセイ薬局の店舗の中から今、旬な店舗を6店舗ピックアップし、その店舗に発表を行ってもらいました。
その中で在宅専門店の1店舗である守口店の発表用の写真撮影を担当した私は、守口店の薬剤師中西さんが担当する施設の「往診同行」に同行させてもらいました。
往診同行とは(知っていると思いますが・・・)施設を往診しているドクターや看護師の方と、また施設の看護師の方などと一緒に、薬局の薬剤師が診察に同行し、チーム医療で患者さんを治療するというものです。
育星会でも数施設でこの往診同行を行っているのですが、なかなか往診同行を見る機会などありませんし、施設の方やドクターに迷惑をかけてはいけないと思いから、当日はドキドキしながら施設へ向かいました。
しかし!そんな私の心配をよそに、暖かく、そして気さくに迎えて下さった施設の方々に一気にテンションが上がり、ドキドキはワクワクに変わりました。
往診が始まるまで、中西さんはその施設の方とコミュニケーションを取り、本当はこの施設の人なんちゃうん?!って思うほど馴染んでいたことにびっくりしました。
とは言え、ドクターに会う前だったので、幾分緊張感も残っていましたが、これがまたドクターも看護師さんもいい人で快く迎え入れてくださったのです。本当に感謝です。
さて!往診同行の開始です。
ドクターや看護師、施設の看護師、薬剤師の中西さん皆仕事の顔になり、手際よく各入居者さんのお部屋に診察に入ります。
驚いたのはその時、ドクターが計った血圧の数値や、ドクターと患者さんの会話の中から必要なものを中西さんはぱっぱと手元のファイルに書き込み、並行してドクターからの質問や薬のことについて、的確な返事やアドバイスをしていたことです。
初めて見る私にはそのスピードについていけず、ドクターの言っていることすら聞き取れないくらいでした(^^;)
途中、廊下で馴染みの患者さんに会い、声をかけられたり、移動中にはドクターと治療方針についての話をしたり、看護師さんだけでなく必要であればケアマネさんと話をしたりと、忙しそうに、でも手際よく対応してる中西さんの姿に、私は吸い込まれそうになりながら見ていました。(ちゃんと撮影もしましたよ)
約30人ほどの往診が終わったあとは、別室でドクター・看護師・施設看護師・薬剤師の4名で振り返りと申し送りが行われます。そこで、ひとりひとりのお薬の内容を確認します。もちろのそこでも薬のことについてドクターから質問があったり、確認があったりと往診時同様、その質問に対し、中西さんが答えるという場面は何度となくでてきました。
その後は再度、施設看護師と薬剤師で最終の申し送りと確認が行われ、往診同行は終了しました。
その間約2時間。本当にあっという間でした。
在宅業務は高齢化社会を迎えた日本では、絶対に不可欠なものです。
しかし、在宅業務は外来を対応する以上に手間のかかる仕事でもあります。また、ある新聞には在宅業務のチーム医療の中に薬剤師が加わっていないという悲しい現実もあります。
こんな状況の中、薬局として、薬剤師として(私は薬剤師でありませんが、おそらく)在宅医療について迷うこともたくさんあります。
でもでもでもです!今回、この往診同行に同行させていただいたおかげで、本当に在宅の仕事、そして薬剤師という仕事って素晴らしいものやな!!!って実感しました。
チームで患者さんを支える・・・。薬は治療の大部分を占めています。そのプロフェッショナルである薬剤師がこのチーム医療に参入し、治療の一環を担っている・・・・なんて誇らしくも素晴らしい仕事なんでしょう!!
薬剤師の方にはぜひ、この往診同行を経験してもらいたいと心から思った1日でした。
同行させてもらったドクターや施設の方、そしてうちのお店の中西さん!ありがとうございました。
(^^)