来る!薬事法改定!
こんにちは!
今日は最近話題になっているこの内容からお話を。
6月施行された「改定薬事法」・・・皆さんご存知ですか?
最近ニュースで毎日のように特集が組まれ、放送されていますので、よくご存知の方も多い内容だと思います。
今回の改定の大きなポイントは、市販薬のある特定のものを除いてコンビニやスーパーでも販売ができるという、消費者にとっては非常にありがたい制度
となったのです。
仕事を終えて夜中になんだか体がだるいな~風邪かな~なんて思ったときには24時間営業のコンビニやスーパーにちょっと薬でも買いに行こう!ってこともで
きるようになるのです。
そこで注目されるのが私も去年の夏に必死になって取得した「登録販売者」という制度です。
今までは薬剤師でないと売れなかった薬が、登録販売者の資格を持ったものがいれば販売できることになったのです。(第2類・3類のみですが)
コンビニやスーパーに登録販売者がいれば、24時間対応いつでもどこでも薬を買うことができるんす!
すごい便利ですよね!
・・・っと言いたいところですが、その反面この改定によって打撃を受けるところも・・・。
それは、個人経営をされているような町の「薬局」や「薬店」です。
今朝のめざましテレビで、その内容が放送されていたのですが。
TVで紹介されていた薬局は開業93年、3代目の48歳の店主とその奥さん。そして店主の母親である93歳、現役の薬剤師の3人で、店を切り盛りし
ていく様子が放送されていました。
93年続いたこの薬局も、この薬事法改定で店の売り上げの3割が減少するのでは・・と予想しているとのことです。
その薬局の生き残り作戦として行っていることが、単に薬を売るのではなく、薬とは関係のない話から地域住民との信頼関係を築いていくという方法でし
た。
来られる患者さんは皆、家の愚痴をこぼしたり、病気への不安を口にしたり、薬とは関係のない話をして帰られます。その薬局の店主はひとりひとりの話に親身
になって、耳を傾け、良い改善案はないかを真剣に考えている様子が伝わってきました。
この何気ない会話から信頼関係が生まれ、自店のリピーターになってくれるのだというこというのです。
あれ?これって・・・私たち育星会が目指しているいるものと同じじゃないの?!ってテレビを見ながら思いました。
会社である以上、売り上げや利益を考えることも大切です。しかし、薬を売る、薬を渡すだけではなく、人との繋がり、信頼関係を第一に考える・・・こういう
薬局でありたいと願っています。
どんな困難な状況があっても、人との絆はそんなにすぐに壊れないのだな~と実感した出来事でした。