なぜ批判されるのは薬なのか
○○のような方がAAAの薬を飲むと××のような副作用が出やすくなります。
このような見出しの雑誌が多く出ています。
私だけでしょうか。
いつも不思議だなと思って記事を読んでいます。
医師や薬剤師が自らの実名を出して、
「△△のような人はAAAを飲むのはかえって危険」だと書いてるものもあります。
こういう記事も不思議でなりません。
さて、私は何が不思議だと思っているでしょう。
おそらくですが、これらの情報は、今日の日本の医療の問題を指摘し、
医療の現場を見直し、今よりももっと良い医療を患者に届けるために
情報発信をしていると思うのですが、だとすると疑問に思うという事です。
例えばこのAAAという薬は、患者さんにはそんなに馴染みがないかもしれませんが、
医師・薬剤師はもとより医療関係者間ではけっこうメジャーな薬だったりします。
しかも、この薬のおかげで体調を保っている人が多くいることも事実であったりもします。
さて、記事に目を戻してみると
「○○のようなときにAAAを飲むと」とか
「△△のような人は」といった条件が書かれていることが多いです。
ここにひっかかります。
いいですか、万事批判しているのではなく、
特定の条件にあるときに使うといけないよと言っていることがほとんどです。
この場合、実名を挙げて批判すべきは薬の名前でしょうか?
特定の状況になっていることを分かっていながらAAAを出した処方元なんじゃないの?
実名を出すべきは薬でなくて、そっちじゃないのかな?って。
良い医療を目指しているなら、言及するところはもう少し突っ込んだところでしょう。
名指しでいくなら、それこそ都道府県別一覧とかつくってもらえると
患者側が分かり易くていいですよね。
なにか、薬のように実名を出せない理由でもあるんでしょうか。
良い医療を目指してという私の前提が違うのでしょうか。
疑問ですよね。
2017/02/15(水) 22:05