ikegawa's blog

最近思う業界の妄想!?

カイセイ薬局の健康イベントにでてみたり、
カイセイ薬局が応援するNPO法人健康ラボステーションの
健康イベント出てみたり、
私は年間結構な数のイベントに出ています。
数えると怖いので数えていませんが、
だいたい一か月に2~4.5のイベントをこなしています。

ですが、私の仕事のほとんどは薬局内での仕事です。
調剤、投薬、服薬指導などなど。


薬局だから当たり前なんですけどね。
お薬を渡してきっちり飲んでもらうよう日々努めています。


そんなときふと思うのです。

その患者さんのトータル的な医療というものを考えたときに、
例えば、病院に行くだけでは(医師に会うだけ)では治りませんし、
薬局に寄ってみただけでも治りませんし、
薬をもらっただけでも治りませんし、
もしかしたら、薬をきっちり飲んでるだけでも治らないかもしれません。


食習慣、運動習慣などを含めた生活習慣の改善なくして真の治療はありえません。


まだ病気でない方、現在病気の方、大きな病気を経験された方・・・
薬局やイベントを通じて、沢山の方々と接してきました。


まだ病気なっていない方は、自分は大きな病気にかからないと思うどころか、
意識の中に健康のありがたさや病気への懸念などの思い自体が少ないように感じます。

現在病気の方の中には、症状が安定しているからもう心配はなく、
通院や服薬は必要ないと慢心されている方が多くいる印象を受けます。

大きな病気を経験された方は、そのほとんど全ての方々がこんなはずじゃなかったと
口をそろえられます。



これ、わかりますか?
何が言いたいか、わかりますでしょうか?

大きな事態になってはじめて、
皆本当の意味での治療に専念できていないと気づくのではないでしょうか。



薬局内であるとかないとかではなく、
イベントであるとかないとかではなく、
もう医師とか看護師とか歯科医師とか薬剤師とか栄養士とか、
どんな状況でも、誰からでもいい、
本質的な治療って、実際どの程度実施されているのでしょう。


形だけの治療が、もしかしたら広がっていて、
医療人側はもしかしたらどこかで気づいているけど改善できていなくて、
患者側はそんな状況であることを知らずに、安心して身を委ねているのかもしれませんよね。

運の良い方は形だけの治療でも割と効果がでて、治療が成功していくのかもしれません。
運の悪い方は、こんなはずじゃなかったと思うときが来るのかもしれません。


感じていて伝えない医療人側、
自身から目を背けて生活習慣の改善をしない患者側、
どっちも良くないですね。


こんな状況であったらなら、改善したい。
せっかくなら、薬剤師が改善したい。
せっかくなら、間に挟まれた(?)薬剤師が改善したいと思う今日この頃。




ながなが書きました。

もしかしたら、健康なあなたには関係のないことかもしれません。
そう、もしかしたら。






2015/03/15(日) 21:09