カイセイ新聞

高齢者の肺炎予防

日本人の死因第3位の「肺炎」。亡くなる方の約95%は65歳以上というデータがあります。この「肺炎」の予防として、昨年、平成26年10月より、高齢者を対象とした「肺炎球菌ワクチン」の定期接種がスタートしました。
年齢と共に、身体の抵抗力(免疫力)は低下していきます。元気で健康的な毎日を送っている方でも、高齢になると、体調の変化などのちょっとしたことがきっかけで、肺炎を引き起こしやすくなり、急激に重症化するリスクが高くなります。特に、65歳以上の方にとって、肺炎は決して軽視できない疾患なのです。

*肺炎予防のためにできること

肺炎を予防するには、まずは肺炎の原因菌となる細菌やウイルスが、からだに入り込まないようにすることが大切です。その為に、予防の一環として、ぜひとも習慣化しておきたい事柄があります。

①毎日の感染予防
うがい、手洗い、マスクの着用の他、歯磨きなどで口腔内を清潔にすること、 誤嚥(ごえん)を防ぐことがあげられます。
※誤嚥は夜間眠っている時など知らない間にも起こります。
②からだの免疫力を高める
規則正しい生活をする、持病の治療につとめる、喫煙者は禁煙をしましょう。
③予防接種を受ける
冒頭でご紹介した「肺炎球菌ワクチン」やインフルエンザワクチンの予防接種を受けることで、細菌やウイルスの侵入を防ぐことができます。

*肺炎の症状とは

肺炎の症状は、風邪の症状に似ていることも多く、「発熱・咳・痰・胸の痛み・息苦しさ」などがあります。これらの症状でつらい時は、なるべく早めに病院で診察を受けましょう。ただし、全ての方にこれらの症状が出るとは限らず、年齢が上がるほど「これらの症状はないが倦怠感 が続く」「疲労感があり食欲がわかない」など、症状が分かりづらい場合が多いとされています。肺炎らしい症状が出ていなくても、もしくは出ていても、軽いからといってそのままにしてはいけません。


*肺炎は冬に多い?

炎は寒い冬に多そうに思われがちですが、一年を通していつでもかかる可能性がある病気です。もちろん、風邪やインフルエンザが原因で肺炎にかかってしまうこともありますが、体力や免疫力が落ちてきている時は要注意です。また、誤嚥によって、唾液に含まれる細菌が肺炎を引き起こしてしまうこともあります。肺炎は、季節を問わずにかかる可能性があるので、注意して下さい。
※肺炎球菌ワクチンの接種に関しましては、お住まいの市町村へお問い合わせ下さい。