救急の日
9月9日は「救急の日」です。「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせから、救急医療関係者の意識を高めるとともに、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、昭和57年に厚生省(当時)によって定められました。また、「救急の日」を含む1週間は「救急医療週間」として、応急手当の講習会を中心とした、救急に関する様々な行事が実施されています。
*自分でできる応急処置
けがや急病の時、病院に行く前に適切な応急処置をすることで、けがや病気の治療に大きく役立つこともあります。簡単な応急処置をいくつかご紹介します。
- すり傷...傷口の汚れを水道水で洗い流す。(ばい菌が入るのを防ぐ他、傷口の様子が分かり易くなります。)
- 切り傷...傷口を清潔なハンカチや布で押さえる。(血が止まり易くなります。)
- 鼻血...うつむいて、小鼻を指で強くつまむ。(上を向いていると、血が喉の方へ流れて気分が悪くなるため。)
そして、すり傷が深い・汚れを取除く事が難しい場合、切り傷が深い・開いている・押さえて数分して止まらない場合は、病院・診療所で診て貰いましょう。
*救急箱の整理をしてみましょう
万一の場合に備えて用意しておきたい救急箱。けがをした時や夜間の急病時などに頼りになります。次のリストを参考に救急箱の中身を見直してみましょう。
- 【医療用品】
- □ガーゼ □脱脂綿 □包帯 □ガーゼや包帯を止めるテープ □絆創膏(大・小) □はさみ(布がよく切れるもの) □三角巾 □ピンセット、とげ抜き □体温計 □薄いゴム手袋 □氷枕(冷却シート)
- 【内服薬】
- □風邪薬 □下痢止め □吐き気止め □うがい薬 □解熱・鎮痛剤 □下剤 □消化薬・胃薬 □ビタミン剤
- 【外用薬】
- □抗生物質入り軟膏(虫刺され、切り傷) □消毒薬 □湿布 □目薬 □鼻炎薬
- 【ワンポイントアドバイス】
-
- 救急箱のふたの裏に、夜間休日診療所の電話番号や救急箱点検日をメモした紙を貼っておくと、いざという時に役立ちます。
- 期限切れの薬を廃棄する際は、分別方法に注意し、事故につながらないようにしましょう。一般的には、紙の容器は資源ごみ、プラスチック容器は燃えないごみ、錠剤・カプセル・散剤などの薬そのものは燃えるごみとして扱います。目薬・シロップなどの液体の薬は新聞紙や布に吸収させてから燃えるごみに出します。
*お薬手帳も活用しましょう
自身の薬の記録ができるお薬手帳。活用することで、救急時に役立ちます。活用方法はお気軽に薬局スタッフまでお尋ねください。