カイセイ新聞

紫外線とシミ

*紫外線による「シミ」ができるメカニズム!

  1. 紫外線を浴び続ける事で、体が防衛反応としてメラニン色素をたくさんつくる→肌が黒くなる
  2. メラニン色素は、通常28日周期で表皮の角化にともなって抜け落ち、肌色はもとに戻るが、日焼けがひどい場合、表皮が壊れてメラニン色素が真皮に落ち込み、色素沈着を起こす→「シミ」になる

※人によっては、軽い日焼けでも色素沈着を起こす事がある。


*シミが気になったら・・・?

「今はなくても、潜在シミはあると思う」という方も多いのではないでしょうか。シミの段階に合わせたケア方法を、食事と生活の面からご紹介します。

シミレベル1「シミはないが、潜在シミが気になる」
・食事面 真皮の新陳代謝を促すビタミンE、体の老化を防ぐ働きをするビタミンB2、β―カロチンを過不足なく摂る。
・生活面 シャワーだけで入浴をすませない。(肌がくすみやすくなるため)
シミレベル2「日焼けしてしまった。薄くくすんだように見える部分あり」
・食事面 シミレベル1の食事を基本に、ビタミンCの摂取量を多めに!
・生活面 美白化粧品やエステを根気よく試す。
シミレベル3「シミとはっきりわかる部分がある」
・食事面 シミレベル1・2を根気強く続ける。数年がかりとなる事もあるが、少しずつ薄くなる場合が多い。
・生活面 どうしても気になるようなら皮膚科を受診。

*注目される抗酸化食品

メラニンの生成を抑え、メラニン色素を還元するビタミンCはシミにとって、とても有効な存在でシミ対策の大きな柱です。また、体の老化=体内の酸化を抑える抗酸化作用があります。不安や悩みなどのストレス、睡眠不足、喫煙などにより体内に活性酸素が増えると体の老化が促進されてしまいます。シミのない美しい肌のためにも、体そのものの老化を極力抑える事が大切です。トマト、人参、かぼちゃなどの抗酸化物質が多く含まれる食品を摂ると良いでしょう。


*おまけ 口唇ヘルペスは紫外線に関係する!?

紫外線が免疫力に影響して引き起こされる病気に、ウイルス感染性の口唇ヘルペスが挙げられます。多くの場合、母親が赤ちゃんに頬擦りやキスをした時に感染し、体内にウイルスが潜伏します。風邪や睡眠不足、紫外線などで免疫力が低下するとウイルスが再活性化し、唇に現れます。そのため、免疫低下時は、より一層、体調管理に気をつけましょう。