むくみ
暑い夏が続きますが、冷房による身体の「冷え」でむくむといった身体の不調で悩んでいませんか? 今回は、むくみについてお話ししましょう。
*夏にむくみの多い理由
人体の約60%は水でできており、血液、リンパ液などに含まれていて、体の中を絶えず流れています。この流れが滞ると、余分な水分や老廃物が皮膚の下に過剰に溜まり、むくみとなります。特に夏は、体温を下げようと血管が拡張するため、血液中の成分で約91~92%が水で出来ている血しょうが多くしみ出しやすくなります。また、冷房により身体の血流が悪くなるのもむくみを助長しています。
*むくみやすい足とは
様々な要因でむくみは起こりますが、その一つに腰の状態が挙げられます。腰に疲労がたまりやすくなると、立つ姿勢や座る姿勢でのバランスが崩れてしまいがちになります。そうすると、太ももやふくらはぎの筋肉に負担がかかり、筋肉が硬くなり血流が悪くなることで、結果的にむくみやすい足になる可能性があります。それは、腰をしっかりサポートできなくなった腰部の筋肉の代わりに、腰部以外の筋肉が頑張って働かなくてはならなくなるためです。右側に負担のかかりがちな人は、右側のふくらはぎ、左側に負担がかかりがちな人の場合は左のふくらはぎや足の裏がつりやすくなることもあります。
*セルライトの原因はむくみ!?
骨盤のゆがみが、身体に様々な悪影響を与えることは確かなようです。骨盤がアンバランスになると血行やリンパの流れが悪くなることが考えられ、これが足のむくみにつながります。また血行不良が、冷えを引き起こして脂肪がつきやすくなる事が原因で、むくんだままの足を放っておくとセルライトができてしまいますので、骨盤運動やマッサージを行なったり、足を頭より高くして仰向けに寝ると良いでしょう。また、少し熱めのお湯に10~20分程両足を浸けて温めると、血液の流れが良くなりむくみが楽になります。
*むくみを撃退しよう!
水分と塩分を制限し、利尿を促す食べ物を摂取しましょう。むくみに効く食べ物として、利尿作用のあるウリ科の食べ物(すいか、きゅうり、とうがんなど)、カリウムを多く含む食べ物 (バナナ、りんご、昆布など)ビタミンB1を多く含む食べ物で(豚肉、豆腐、小豆、かぼちゃなど)、特にあずきは、利尿作用のあるサポニンが多く含まれているので昔からむくみに効果的と言われています。いつまでもむくみや疲れが取れない場合は、腎臓・心臓・肝臓の病気が、むくみが症状となって表れている可能性もあるので、一度医師の診断を受けることをおすすめします。
~「最初のビールが美味しい」理由~
喉が渇いた時、ビールが美味しいのは、ビールを飲めばすぐに胃に行って吸収されるので、短時間で乾きが癒されたように感じるからです。しかし時間が経ち腸からも水の吸収が始まると、最初ほどの喉の乾きが癒される感じが薄れます。これが「最初のビールが美味しい」理由です。