春夏の肌トラブル
春から夏にかけては、気温も高くなり、外におでかけをする機会も多くなるので、汗をかいたり、紫外線が増えることによる肌トラブルが気になったりする季節です。また、蒸し暑い環境で症状が悪化しやすい時期でもありますので、この時期の肌のトラブルに気を付けてみましょう。
*季節の変わり目の肌状態
春から夏の季節の変わり目にかけて、気温が高くなることで、肌表面では皮脂や汗の分泌も増えてきます。これは、季節の変化に伴い、体も外部環境の変化に対応しようとする為です。しかし、気温や湿度の急激な変化についていけない場合、紫外線などの外的ストレスから肌を守るバリア機能が弱まります。
その為、わずかな刺激にも肌は敏感に反応し、炎症が起こりやすくなるのです。
季節の変わり目に、かぶれや吹き出物などの肌トラブルが発生しやすいのは、こういった体調の変化に関係していると言えるでしょう。
*肌のトラブルは生活習慣から
この時期、忘れてはならないのが紫外線対策です。紫外線量は五月が一年の内で最大になり、強さは六月がピークになります。肌をトラブルから守るのは、毎日の心がけが後の効果につながるのです。ちょっとした外出や洗濯物を干す時でも、肌は少しずつダメージを受けています。一度出来たシミやソバカスは、なかなかきれいになりません。真夏をむかえる前に、日焼け止めクリームや帽子、日傘などで、紫外線をガードしましょう。
*その他の肌トラブル
紫外線によるものだけではありません。肌トラブルは、気温と湿度が高くなり汗をかくことが多くなることから起こりやすくなる汗疹(あせも)や金属アレルギー、薄着でのアウトドアな活動が増える事から起こる虫さされ・植物かぶれなどがあります。
それらの肌トラブルを防ぐ為に、こまめに汗を拭きとり、汗をかく時には金属物を外すようにしましょう。また、かゆみがあっても、かいたり患部に触れたりすると、肌の炎症が悪化し、範囲も広がってしまいますので触らないようにしましょう。春夏は高温多湿で細菌が繁殖しやすい季節であるため、かき壊しによる二次感染が起こったり、肌トラブルがすでに起こっているところに紫外線や汗が刺激となってさらに症状が悪化しやすくなったりします。
肌のトラブルやかゆみに気づいたらなるべく早く治療を受け、悪化させないようにしましょう。