カイセイ新聞

熱中症予防

今年の夏は、東日本大震災の影響により、あらゆる節電対策が求められています。しかし気象予報によれば、昨年ほどではないものの厳しい暑さが予想されています。今回は、熱中症の予防対策をまとめました。活用してください。


☆体調の管理

まず「体調の管理」が基本となります。睡眠不足や過労、あるいは風邪などで体力がおちている時は、運動や暑い外を歩き回ることはなるべくひかえましょう。


☆体温調節しやすい環境を作る

熱中症は、発汗や循環機能に異常をきたし、体温調節がうまくできなくなることが原因です。発汗しやすいように風通しの良い、吸湿性のある服を着たり、外出時には帽子や日傘を使い、時折、涼しい木陰やクーラーのある室内で休息しましよう。


☆こまめな水分補給

人は普通の生活でも1日に2リットル以上の水分を失っているそうです。特に暑い夏場は、多いときには1時間に1リットルの汗をかく場合もあると言われており、こまめな水分補給が欠かせません。喉がカラカラに渇いてからでは、すでに脱水症状を起こしている可能性もあります。また、冷えすぎた水を常に1度に大量に飲んでいると、胃にも負担がかかるため、ほどほどの冷たさの水を回数を小分けにして飲むのが良いでしょう。
コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物や、アルコールは発汗や利尿作用があるので水分補給には適していません。 また、寝ている間に熱中症が起こるケースもありますので、暑い夜の就寝前にはコップ1杯程度の水を飲んで水分補給しましょう。


☆塩分補給

汗をかくことで、水分だけでなく塩分も同時に失われています。塩分が不足することで、「熱けいれん」を起こす可能性もあります。スポーツドリンクや干し梅、塩飴などで補給しましょう。



【「熱けいれん」とは?】

汗を大量にかいた後に、水だけ飲んで塩分補給をしなかった場合に起こりやすい症状です。塩分やミネラルを多く必要とするお腹やふくらはぎの筋肉が、場合によっては痛みを伴い、強くけいれんします。