カイセイ新聞

家庭での食中毒予防

7~9月が食中毒のピークといわれています。食中毒と言うと、レストランなどの飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日の家庭の食事でも発生する危険性があります。家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人数が少ないことから、食中毒とは気付かず重症になるケースもあります。家庭で出来る食中毒予防のポイントをご紹介します。


☆生鮮食品は買ったらすぐに冷蔵庫へ

肉や魚の汁がパックからもれて他の食品につかないように、肉や魚は別々のビニール袋に入れて持ち帰り、すぐに清潔な状態で冷蔵庫へ。食材のまとめ買いは避け、できれば毎日こまめに買い物しましょう。


☆手も食材も調理器具も「まず洗う」

調理や食事の前には、石けんで手を洗う(指輪は外す)。調理中も、生肉や魚を触ったら、石けんで手を洗ってから次の作業へ。野菜など生で食べる食材は生肉や魚より先に洗いましょう。また、食中毒菌がついた生肉や魚を調理したまな板を水でざっと洗い、そのまな板で切った野菜を生で食べて食中毒を起こす場合もあるので、生肉や魚を切った後のまな板はすぐに洗剤で洗って熱湯をかけましょう。包丁は柄の部分も清潔に。スポンジやたわしは、ぬれ具合が絶好の細菌の繁殖環境になるので、よく洗ってしっかり乾燥を。


☆冷凍食品の解凍は

解凍には冷蔵庫か、電子レンジを使う。または密閉容器に入れて水を流しながら解凍しましょう。室温解凍では食中毒菌が増える恐れがあります。


☆その他には

加熱して調理する食品は十分に加熱し、温かくして食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。 それでも食中毒が疑われる様な症状が出てしまった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。



【「七夕」を「たなばた」と読むのはなぜ?】

日本の七夕は、奈良時代に中国から伝わった「織姫と彦星」の伝説と、同時期に日本の農村で行われていたお盆の行事が組み合わさって生まれたと言われています。お盆の行事では、ご先祖様に捧げるための衣服を織る習慣があり、その役割を担う女性を「棚機女(たなばたつめ)」と呼んでいたそう。「七夕」を「たなばた」と読むのは、この棚機女が由来だそうです。