カイセイ新聞

お薬手帳を持ちましょう

お薬手帳とは、使用したお薬の名前や量、回数などを記録する手帳です。今回は、お薬手帳の使い方や活用法をお話します。(詳しくはスタッフまで声をかけてください。)


☆基本の使い方

  • 飲み合せのチェック...病院や薬局に行かれた際に提示して下さい。
    効き目が同じお薬や一緒に使ってはいけないお薬が出るのを防いでもらうことができます。

  • 副作用の防止...お薬を使って副作用の症状が出た際に、その薬名に印をすることで、医師や薬剤師に相談しやすくなります。また、同じ副作用を事前に防ぐことも出来ます。

☆その他の活用法

  1. 健康管理に...お薬を使い始めてからの体調変化や、病院などでもらった検査値データ、飲酒量、喫煙数など、症状に合った体調変化を記録しておくと健康管理に役立ちます。

  2. 旅行先で...お薬の名前は全国共通です。旅行先にいつものお薬を忘れた時も、病院でお薬手帳を見せれば一目瞭然!いつものお薬や似たお薬を処方してもらえます。

  3. もしもの時・災害時に...外出先で急な体調不良や災害・事故にあってしまった時、お薬手帳を持ち歩いていると病院などでスムーズな対応を受けることができ、安心です。

  4. 普段は病院にかかられない方も...飲まれているサプリメントの名前や単発的に使われた頭痛や便秘などのお薬の名前をメモしておけば、いざ病院へ行かれた時に医師に正確に伝えることが出来ます。また、その症状が起こる周期の目安も分かり、ご自身の体調管理にも役立ちます。

【お薬手帳の豆知識~阪神・淡路大震災の出来事~】

被災者の方々の中には、慢性疾患の患者さんが多数おられましたが、病名は言えても服用している医薬品名は分からず、ボランティアの医師・薬剤師は途方に暮れたそうです。そんな中、お薬手帳を持っていた患者さん達はスムーズに医薬品を出してもらうことが出来ました。使用している医薬品名を患者さん自身が認知し、医師らに伝える方法として、お薬手帳の大切さが見直されました。