カイセイ新聞

花粉症~緩和編~

前号に引き続き「花粉症特集」第2弾の今回は、花粉症の緩和法・治療法をいくつかご紹介します。


☆まずは、花粉情報をチェックする

テレビやインターネットで花粉情報をこまめにチェックしましょう。次の内容が花粉の飛散量が多くなる要注意ポイントとされているので、該当日は、外出を控える、メガネやマスク等で完全防備するなどの対策をとりましょう。

  • 晴れまたは曇り
  • 最高気温が高い
  • 湿度が低い
  • 前日が雨だった

☆目のかゆみ・充血がひどい時には

目のかゆみや充血が激しい時には、冷やしたタオルを、閉じたまぶたの上に数分当て、これを数回くり返すのがおすすめです。局所に冷たい刺激を与えることで、知覚神経の働きが一時的に鈍り、症状の緩和が期待できます。


☆鼻づまりがひどい時には

鼻づまりがひどい時は、「鼻うがい(鼻洗浄)」が効果的。

《手順1》コップのぬるま湯に塩をひとつまみ溶かす。
《2》片方の鼻の穴を指で押さえながら、もう片方の鼻の穴からぬるま湯を吸い上げ、吸った水をそのまま鼻から出す。それを2~3回くり返す。(慣れれば口から出す方法もあります。)


☆治療方法

花粉症の治療には、大きく分けて主に次の3つがあります。(2・3については、お近くの医療機関などでご確認下さい。)

  1. 薬物療法...自分の症状に合う薬を正しく選ぶことが大切。医師・薬剤師に相談してみましょう。
  2. 減感作療法(特異的免疫療法)...花粉症の原因となっている抗原を注射し、抗原に対する反応を弱めていく方法です。治療には2~3年の長い期間が必要ですが、アレルギーを治す可能性のある唯一の方法と考えられています。
  3. 手術療法...主に鼻づまりの症状が強い人に対して行われます。鼻の粘膜(下鼻甲介)を切除して小さくする手術で、最近では入院をせず外来で行える方法が普及してきました。