薬の上手な使い方
毎年、10月17日~23日は「薬と健康の習慣」です。 この機会に、薬の使い方などを確認してみましょう。
☆薬の服用方法
薬は、決められている服用回数や量、時間など指示通りに使わないと充分な効果が得られません。薬を飲む時間にも理由があるのです。
- 食前・・・食事を摂る20~30分前です。
- 食後・・・食事を摂ってから20~30分後です。食べ物がまだ残っており胃に刺激が少なく、成分がほどよく吸収されるので多くの薬は食後服用となっています。
- 食間・・・食後2時間後が目安。食事と食事の間の空腹時に服用します。
- 寝る前・・・寝る約30分前です。
☆薬の保管方法
その薬の持つ性質や剤形によって異なるのですが、別に指示のある場合を除き、直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すると良いでしょう。薬は光、湿度、熱によって影響を受けやすいものです。
湿度が高い時は、調剤された吸湿性のある薬は空気中の水分を吸収して品質が変わってしまう可能性があります。そんな時は、蓋のついた缶やプラスチック容器に薬を入れて乾燥剤も入れたり、冷蔵庫の中に保管するようにしたりして湿気を防ぐようにすると良いでしょう。
今年の夏のような炎天下では車内に置いたままにしないようにし、これから寒くなってくると使う暖房器具も気を付けましょう。
そして、安全のため、お子様の手の届かない所に保管するようにしてください。
※お薬について、分からないことがありましたら、お気軽に薬剤師にお尋ね下さい!