帯状疱疹
春に、生活が変わりストレスや、睡眠不足により免疫力が低下している時に発症しやすい帯状疱疹をご紹介します。帯状疱疹はヘルペスともいいます。ヘルペスとは疱疹=小さい水ぶくれが集まった状態のことですが、ヘルペスウイルスによって起こる病気を指し、主に帯状疱疹と単純疱疹(口唇(こうしん)ヘルペス、性器ヘルペスなど)の2種類があります。
☆症状
帯状疱疹にかかると、からだの片側の一部に強い痛みと、その部分の皮膚に赤い発疹や水ぶくれがあらわれます。☆原因
子どもの病気として知られる「水ぼうそう」のウイルス=水痘・帯状疱疹ウイルスです。水ぼうそうは治っても、ウイルスは体内から消えたわけではなく、痛みなどを伝える知覚神経のなかにひそんでいます。子どもが水ぼうそうになったときにウイルスに接触し、また免疫記憶細胞の数が増えます。☆治療
できるだけ早期にはじめることが大切です。帯状疱疹が重症化した場合、心配なのは「帯状疱疹後神経痛」という後遺症が残ってしまうことです。発疹が出て3日以内に治療を受ければ、後遺症が残る確率は低くなり、皮膚の症状も軽くてすみます。予防のため、できるだけ疲労やストレスをためないようにして、免疫力を低下させないように気をつけることも大切です。