カイセイ新聞

喫煙と健康について

近年、タバコを吸わない方に対し悪い影響を与えていることが明らかになり、社会問題となっています。今回は喫煙についてお話ししたいと思います。

タバコの煙には、約4千種類以上もの化学物質が含まれそのうち、2百種類以上が有害物質であるとされています。発ガン性物質や、線毛細胞を破壊する物質などが含まれています。
タバコ1本に含まれる発がん性物質は極微量ですが、1日に20本と吸い続けると肺は真っ黒になっています。肺がんによる死亡率はタバコを吸わない人に比べ、約5倍という結果になります。
しかし、禁煙をした人は約2倍にとどまっています。
肺がん以外にもタバコ病と言われる「喉頭がん」「口腔がん」その他「心臓病」「肝硬変」「十二指腸潰瘍」の危険性も大きくなっています。

喫煙者の方は、ニコチンによる抹消循環障害により起こると考えられる、疲れ・肩こり・手足のしびれ・まぶたの腫れ・首のこりに悩まされます。
女性の喫煙者の方については結婚し、妊娠するとニコチンや一酸化炭素により胎児に悪い影響を及ぼします。未熟児または妊娠月数に比較して体重が軽い低体重児が生まれる率が多く、また早産・流産の危険性が高いとされています。

タバコの火がついた部分から立ち上がる煙を副流煙と言いますが、眼や喉の粘膜に刺激を与えることもあります。

タバコは吸う本人だけではなく周りの健康も損なう危険があります。禁煙に踏み切ってみてはどうでしょうか・・・