カイセイ新聞

風邪薬(市販薬)の選び方

邪をひいた時などに、身近においてある薬を使ってしまうことが多くあると思います。しかし、その人の症状に必要としない薬が入っていたり、必要とする薬が入っていない事があります。
薬を使えば治るという薬への信仰は危険です。病院にかかったときに医師に症状を説明するのと同様に、薬局で買うときにも薬剤師にどんな症状なのかをはっきりと伝えて正しく薬を選びましょう。

  • 熱が38℃以下で、軽い頭痛・せき・鼻水・くしゃみがあるとき→総合感冒薬で様子をる。
  • 次のうち、特に強い症状に合わせて、その成分が多めに配合されたものを選ぶとよい。
  1. 熱・頭痛・関節痛→解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)
  2. せき・タン→鎮咳去痰剤(リン酸ジヒドロコデインなど)
  3. クシャミ・鼻水→抗ヒスタミン剤(マレイン酸カルビノキサミンなど)
  4. 全身に倦怠感があるときは、ビタミン剤配合のもの
  5. 肩こりや筋肉痛があるときは、葛根湯エキス配合のもの
  6. ノドの痛みがあるときは、抗炎症剤・抗プラスミン剤配合のもの

またインフルエンザの時には使用してはならない解熱鎮痛剤があるので、自己判断にまかせないで、すぐに医師の診察を受けましょう。

以上の事に気を付けて市販薬を購入する際は薬剤師に相談して、持病のある人や薬での治療を行なっている人は、現在の状態をしっかり報告して、今の症状に あった薬を選ぶ事が大切です。もちろん服用前には説明書に目を通して用法・用量を守る事も忘れないようにしましょう。