貧血

こんにちは!薬剤師の銭田です!

私の体験談ですが、つい先日電車に乗った時に視界が朦朧とし、冷や汗が出るので座らないとまずい。と思いしゃがんでいると、若い女性の方が「席どうぞ!座ってください。私もよくなるんで分かります。」と声をかけて下さいました。

もうお分かりでしょうか?そうです。私は貧血で具合が悪くなってしまったんです。笑
優しい方が席を譲って下さったので、人の優しさが沁みました。😂

日本女性の10人に1人が悩んでいると言われている貧血。
一口に貧血と言っても貧血の種類は
鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、悪性貧血、溶血性貧血などがあります。

貧血の中でもっとも多く見られるのが鉄欠乏性貧血で、貧血全体の約6〜8割を占めています。

鉄欠乏性貧血は食事との関わりも大きく、食事療法が有効な治療手段となっています。
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、体内へ吸収されやすいのはヘム鉄となっています。
では具体的にヘム鉄が含まれる食事はどういったものがあるかと言うと、
牛肉やレバー、イワシなど動物性の食品です。

非ヘム鉄の食材ではダメなのか、というとそうではありません。
ほうれん草、大豆製品などの植物性食品に含まれている非ヘム鉄の食材に関しては
ビタミンCを同時に摂取することで吸収されやすくなります🍋

鉄分不足から起こる貧血を回避するためには、先程の食品をうまく食事に取り入れ、鉄分を摂取することが重要なので私自身もバランス良く食事に取り入れていきたいと思います!

また、貧血は様々な基礎疾患が原因となって起こる場合もあるので、単なる貧血と思わず気になる症状が現れた場合はすぐに医療機関を受診するようにしましょう!